皆さん、こんにちは。
山梨県甲斐市、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「病院で五十肩ではないと言われたのに、腕を上げると肩が痛い……」
こうした症状でお悩みではありませんか?
肩の痛みといえば五十肩が真っ先に思い浮かぶ方が多いと思いますが、病院で検査をしても「異常なし」と言われると、なぜ痛いのか分からず不安になりますよね。
原因が分からないからと様子を見ているうちに、症状が慢性化してしまう方も少なくありません。
そこで今回は、五十肩ではないのに肩に痛みが出る原因と解決方法をご紹介します。
五十肩とその他の痛みの違い
まず、五十肩と他の痛みの違いについて説明します。
五十肩とは、肩を包む「関節包」や「滑液包」という組織が癒着して固まってしまい、炎症が起きて痛みや腕が上がらない状態が出るものを指します。
しかし、それ以外の痛みは、こうした組織の癒着や炎症がなくても起きている状態です。
いくつかのパターンがありますので、代表的なものをご紹介します。
五十肩以外の代表的な3つの症状
1. インピンジメント症候群
腕を上げていく時に、肩の関節の中で骨と骨同士が衝突を起こしてしまっている状態です。
衝突している部分に炎症が起こったり、筋肉が挟み込まれたりすることで痛みが出ます。
2. 腱板損傷
腱板とは、肩甲骨周りについている、肩の動きを安定させてくれる小さい筋肉の総称です。
この場合、痛めたきっかけがあることが多いです。
転んで手をついたり、仕事やスポーツで腕を振る動作が多かったりすると、この部分に負担が集中して痛めてしまうことがあります。
3. 動きの悪さによる「引っかかり」
実は、現場で見ていて一番多いと感じるのがこのパターンです。
肩を動かす時は、鎖骨や肋骨、背骨も連動して動きます。
しかし、これらの動きが悪くなると全身の連動がうまくいかず、
どこかで引っかかりが起きてしまい、痛みや上がりにくさに繋がります。
状態別の対処法
それぞれの状態に合わせた適切な対応が必要です。
インピンジメント症候群
骨同士が衝突しないよう、筋肉に正しく力が入るようにするためのリハビリが重要です。
特に肩甲骨周りの筋肉のバランスを整える運動を行っていきます。
腱板損傷
筋肉に傷がついている状態なので、まずは回復を待つことが最優先です。
無理に動かさず、痛みを感じる動きは極力控えましょう。(他の関節は動かしておいた方が良いです)
回復に合わせて徐々にリハビリを行い、元の状態に戻していきます。
動きの悪さによる引っかかり
体の動かし方や関節の可動域、動きを止めている筋肉の緊張を改善していく必要があります。
このケースは、放置して時間が経過するほど治りが遅くなってしまいます。
可能な範囲で動かしたり、自分で改善できない可動域は治療の併用が効果的です。
なぜ「様子見」ではなく治療が必要なのか
ご紹介した対処法を適切に行えば回復に向かいますが、自分自身で原因を特定し、正しく対処するのは非常に難しいものです。
良かれと思って無理に動かして悪化させたり、逆に様子を見ている間に筋肉や関節が固まってしまい、治るまでに時間がかかるようになってしまう方が非常に多くいらっしゃいます。
病院で五十肩ではないと分かったことは一安心ですが、「ではなぜ痛いのか?」という原因が解決されていないのであれば、専門的な検査と治療を受けることをお勧めします。
整形外科と当院の検査の違い
整形外科の検査
主にレントゲンで骨の異常を確認します。
MRIでは筋肉や細かい組織まで見ることができますが、レントゲンで異常がないと「異常なし」という結果でそのまま終わってしまうケースも少なくありません。
当院の検査
画像には映らない動きの異常を検査します。
実際に体に触れ、動かしながら細かく確認することで、
「これで痛みがあればここの異常」
「これが出来なければここの問題」
と、検査では映らない部分の異常を特定することができます。
※検査の結果、再度病院での精密検査が必要と判断した場合は、紹介状をお書きします。
当院での治療
当院では、早期回復のために鍼治療、整体治療を組み合わせて行います。
鍼治療
傷を負っている部分の回復を早めたり、痛む部分に負担をかけている身体の緊張のバランスの崩れをツボを使って修正していきます。
身体の動きが緊張で正しく出来なくなっている場合は、緊張と関連する部分から治療していくので、痛いところに直接強い刺激をすることはありません。
整体治療
動かなくなった関節を優しく抑えながら動かし、スムーズな可動域を取り戻します。また、軽い運動で弱っている筋肉を刺激し、関節を安定させます。
回復を待つべき段階でも、他の関節を先に動かせるようにしておくだけで、その後の回復のスピードは圧倒的に早まります。
まとめ
「異常なしと言われたから、そのうち治るだろう」
と様子を見ているうちに、組織が固まって本当に五十肩のような状態になってしまうこともあります。
肩の痛みをかばうことで、腰痛や首の痛みへ発展することもあります。
反対に、早期に正しい治療を始めれば、五十肩よりもあっさりとスムーズに肩が上がるようになることが多いです。
「自分の肩がなぜ痛いのか分からない」
「五十肩ではないけど腕が挙がらない」
という方は、お早めにご相談ください。
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平


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