雨の日に身体が痛くなるのは本当?

この記事では雨の日に身体が痛くなるのは本当なのかということを解説しています。
結論としては、雨の日に身体が痛くなるという現象は実際に起こりうることです。
気圧が下がった影響によって筋肉や関節、神経などに変化が起こり、痛みが起こりやすくなります。
痛みが起こる仕組みと対策方法を紹介します。

【この記事を書いた人】

山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
HOME

院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)

資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。

皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にありますひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

「雨の日は肉離れをした後の古傷が痛む」
「 関節がうずくからこれから雨が降ると思う」

こういった言葉を治療しているとよく耳にすることがあります。
肉離れや骨折、関節の手術などの経験がある方は、体感している方も多いのではないでしょうか?
中には身体の感覚で天気予報ができるという方もいらっしゃいます。
嬉しくない特殊能力みたいな話ですが、実際に気圧の変化で身体の痛みがおこることはあり得ることです。
今回は雨の日に痛みが出る仕組みと、対策をご紹介します。

目次

雨の日になぜ痛みが出るのか

雨の日に身体が痛くなる理由は低気圧による身体の変化が原因になります。
低気圧によって起こる身体の変化は以下のようになります。

筋肉が硬くなる

筋肉を修復したり収縮させたりする時には体の中のカルシウムが働きます。
傷ついた筋肉を修復する過程でこのカルシウムが傷を包み込んでギチッと固める働きをします。
気圧による血流の低下によって筋肉の緊張が強くなると、このカルシウムも筋肉をさらに強く固めてしまうので、その周辺が酸欠を起こし、痛みを起こすという仕組みになります。

関節の中が膨張する

関節の中には関節包と言われる、関節が滑らかに動くための潤滑液などが入った袋のような組織があります。 気圧が低くなるとこの関節包がわずかに膨らんでしまいます。
平地で買ったポテトチップスの袋を開けない状態で山に登ると袋がパンパンに膨れ上がるというのを知っていますか?

これも気圧の変化によって起こる現象ですが、関節の中でもまさに似たようなことが起こっている状態になります。 この関節包が膨張して膨らむことによって周りにある血管や神経を圧迫してしまうことで、関節の周りに動かしづらさや痛みが起こります。

自律神経の影響

人間の耳の中(内耳)の中には気圧のセンサーを感じ取る器官があります。
気圧が低くなると低気圧であることをセンサーが感知し、それを身体はストレスと感じてしまいます。
ストレスを感じた体は交感神経が強くなり興奮状態になります。
交感神経が強くなると以下のような変化が起こります。

  • 筋肉の緊張
  • 血管の収縮
  • 呼吸が浅くなり、酸欠状態を起こしやすくなる
  • 身体が痛みに過敏になる
  • 胃腸の消化・吸収が後回しにされる

こういった身体の変化が起こるため、痛みを感じやすくなってしまいます。
この他にも低気圧によっていろいろな不調が起こります。

  • 偏頭痛(片側がズキズキするような強い頭痛)
  • 喘息症状(高温多湿環境によるもの)
  • 睡眠が浅くなる
  • 心血管系の病気のリスクが高まる
  • うつ症状が強まる

    など

気にしすぎも良くない?

雨の日に身体が痛くなる方の中には、気圧を毎日チェックするという方もいらっしゃいます。
世の中には気圧を予測して頭痛を予報するサイトやアプリもあり、気圧による不調をあらかじめ予測することができるようになっています。
あらかじめ把握して予防することは重要ですが、チェックをして気にし始めること自体が身体の緊張や身構えることによる精神的ストレスになることがあります。
雨の日に毎回調子が悪くなってしまうという方はつい調べたくなってしまう気持ちはよくわかりますが、あえて気にしないといった対策をとってみることもありだと思います。

雨の日の痛みの対策法は?

血流の回復

血流を回復することで筋肉が硬くなりにくく緩んだ状態を維持し、関節包の膨張を防ぐ効果があります。
方法としては

  • 軽い運動を行う
  • 水分を十分に摂取する
  • 空調や着るものなどを調節して寒暖差の対策をする

などが挙げられます。

自律神経を整える

交感神経が強く働きすぎないようにすることが大切です。

  • 睡眠や食生活などの生活習慣の改善
  • 背骨の動きを改善する
    →背骨の動きを改善することで交感神経の緊張のしすぎを防ぐことができます。
  • 呼吸の改善
    →あらかじめ呼吸が深い状態を維持しておくことで交感神経が強く働きすぎるのを防ぐことができます。

自宅でできるセルフケア

上半身をひねる運動

横向きに寝て上の足の股関節と膝を90度に曲げて、下の手でその膝を押さえてあげます。
上の手はまっすぐ前に伸ばしたところからスタートします。

伸ばした手を頭の上を通るように大きく斜め後ろに持っていきながら身体をひねっていきます。
背中と床を近づけていくイメージで、膝が浮かばないように押さえながら行います。
大きくひねりきったところで深呼吸を3回して元に戻しましょう。
ポイントは腕だけでなく指先を目で追うように首も一緒にひねってあげることです。
呼吸の改善と背骨の動きの改善の効果があります。

背中と呼吸の運動

仰向けに寝て肩甲骨の下あたりに枕を置いて背中をつけます。
膝を90度に曲げて仰向けに寝て胸を張った状態を作っていきます。
このまま天井に向けて腕を上げ手を組みます。
息を「フーッ」と吐きながら腕を頭側に振り上げ、吸いながら戻して繰り返します。
これも呼吸を深くする効果と、背骨を動かすことで背骨の動きを改善することができます。

ラジオ体操

ラジオ体操の第一だけでいいのでやってみてください。
実はラジオ体操というのは身体をかがむ、反らせる、ひねる、跳ぶなど、全体的に体の必要な動きを網羅しているとても優秀な運動になります。
ラジオ体操なら誰でもやったことがあるかと思いますので、大きく動かすと痛い方は動きを小さく、あえてゆっくり目にでもいいのでやってみるのがおすすめです。

まとめ

雨の日に体が痛む理由は、低気圧によって体へ影響が起こることによるものです。
天気はコントロールすることができませんが、身体を動かしていくことで影響を最小限にすることができます。 まずはご紹介したセルフケアを1つでもいいので試してみてください。

それでも
「身体に痛みが出てしまう」
「うまく身体が動かせない」
「痛みが強く天気に関係なく痛むようになってきた」

といった方は、場所や症状ごとに必要な治療を受けてみることをおすすめします。
当院でも気圧の変化による諸々の痛みや不調に対して治療を行っています。
鍼治療と整体治療を組み合わせてお困りのポイントに対しての施術と全身の状態の改善をお手伝いします。
雨の日の身体の痛みは思い込みでも性格の問題でもありません。
仕組みを理解して、不調をコントロールできるようになっていただけたらと思います。
これから梅雨が始まりますが、不安がある方、すでに身体がつらいという方は、お気軽にご相談ください。
今年の梅雨は元気に過ごしましょう。

ご予約はこちらから
https://rsv.karutekun.com/salons/wp5w68yyod

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次