この記事では、首を横に倒した時に痛みが出る方に向けて、原因と解決方法を紹介しています。
結論としては、身体の傾きの改善が大切になります。
身体の傾きを改善していくことによって、身体の側面全体の筋肉の引っ張り合いでの首の痛みを防ぐことができるようになります。
身体の傾きが起こる仕組みと改善法を説明していきます。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「首を横に倒すと、倒した反対側が痛む」
「首の痛みで横を向いて寝ることができない」
こういった首を倒した時の痛みというのは、日常の些細な動きでも不便を感じます。
寝るときなどは自分でコントロールできないことも多いので、寝返りで起きてしまうという方もいらっしゃいます。
この痛みが長引くと日常生活上でも支障をきたすことがあるので、非常に困るかと思います。
こういった症状は、首だけに目を向けるのではなく、全体のバランスを見ていくことで改善のヒントが見つかるようになります。
今回は、首を横に倒した時の痛みの原因と解決方法をご紹介します。
首の痛みの仕組み
今回は、首を倒した時に「倒した側」の「反対側」が痛むといったケースについて説明をします。
(例:頭を左に倒すと、首の右側が痛む)
こういった場合は、首の横にある筋肉が引っ張られて痛みが出ているといった状況になります。
首を横に倒した時は、首の筋肉もそれに伴って引き伸ばされる形になります。
通常であれば少し伸ばされたぐらいでは痛みが出ないのですが、最初の段階で首の横の筋肉が硬くなっていることで、それが強く引き延ばされると痛みになって現れることになります。
寝ている時の痛みなどは、寝ている間に首が傾いて筋肉が引っ張られたときの痛みになります。
身体の極端な傾きが痛みを起こす
この場合、痛みが出てしまう側の肩が、反対側に比べると下がっていることが多くなります。
肩が下がった状態というのは、肩のてっぺんから頭にかけての距離感が遠くなる形になります。
これは、常に肩から首にかけての筋肉が引き延ばされ続けられている状態になります。
引っ張られた筋肉は元の長さに戻ろうと常に力が入った状態になり、硬くなっていきます。
この状態で首を横に倒すと、硬くなった筋肉がさらに引き伸ばされる形になるので痛みを起こします。
また、肩の高さが変わるということは、それと連動して背骨や骨盤なども傾きを起こしている可能性があります。
骨格が傾いてしまうことで、それに合わせて筋肉の緊張のバランスも前後左右で変わってきます。
筋肉が硬くなると、動きに制限が起きたり、身体の使い方に偏りが出たりしてしまいます。
長期的な傾きが痛みにつながる
前提として、私たちの身体は完全に左右対称になることはあり得ないと考えています。
みんな利き腕や利き足、それぞれの役割や使い方が違うので、左右差はあります。
問題は、極端にバランスが崩れた状態で、そのまま長期化して身体の痛みにつながっていることになります。
傾いた状態が長期間経過すると、以下のような状態になります。
- 身体の使い方の偏りが定着してしまう
- 関節が動く機会が少なくなりだんだんと動かなくなっていく
- 決まった筋肉ばかりを使ってしまい、他の筋肉は弱っていく
こういった状態がお互いに干渉し合って、なかなか痛みの悪循環から抜け出せなくなってしまいます。
長期間放置してしまうと改善するまでにもそれだけ時間がかかっていくので、早めに対策していくのをお勧めします。
力が抜けなくなる筋肉と力が入らなくなる筋肉
力が抜けなくなってくる筋肉
- 脇の筋肉
脇にある筋肉が硬くなると、肩を引き下げ、肩を内巻きに引っ張る働きを強めます。 - 身体の側面の筋肉
身体の真横にある筋肉は、薄い膜で首から足まで全体的に繋がっています。
足の緊張などが強くなったときも首の筋肉が引っ張られ、肩が引き下げられる方向(なで肩ほうこう)に引っ張られることになります。 - 反対側のお尻の筋肉
脇の筋肉は、反対側のお尻とも繋がっています。
お尻が硬くなることで脇の筋肉が間接的に緊張し、肩が引き下げられやすくなります。
力の入りが悪くなる筋肉
- 背中の筋肉
背中が丸まらないように上半身を起こしたり、肩甲骨を背骨に引き寄せて胸を張る動きをする筋肉が、力が入りづらくなっていきます。 - 背骨を安定させる筋肉
身体の奥深くにある、重力に抵抗して背骨や肩甲骨を安定させるための筋肉の力が入らなくなっていきます。
身体の傾きの改善法
崩れてしまった身体を元に戻していくために必要なことをお伝えします。
力が入った筋肉の緊張を緩める
硬くなって伸びなくなり、関節の動きを邪魔してしまっている筋肉の緊張を緩めていくことが大切になります。
筋肉の伸びと、関節の動きの固まった部分を解消していきます。
力の入らない筋肉を使えるようにする
背中の筋肉や、背骨や肩甲骨を安定させるための筋肉を刺激して、うまく使えるようにしていくことが傾きの改善に必要になります。
テントで例えると、ゆるゆるになったロープを引っ張って締めることで、テントが傾かないようにバランスを取っていくようなイメージです。
動き方の改善
日常的な癖になった偏った動かし方を改善していくことで、筋肉や関節を均等に使うことができるようになり、傾きが解消され、首の負荷が緩和していきます。
傾きを解消するためのストレッチ
それぞれ30秒ずつ伸ばしてください。
ポイントは、バランスの左右差を埋めるためのストレッチなので、左右対称に行わないことです。
脇から身体の側面の筋肉を緩めるストレッチ
首が痛い方の脇を伸ばしていきます。
立って行います。
左右の足を交差させた状態で立ちます。伸ばしたい側は後ろ側になります。
痛む側の腕を真上に高く上げ、脇を伸ばすように身体を横に倒します。
骨盤を横にスライドさせて、身体の側面が全体的に伸びている感覚が分かりやすくなります。

お尻のストレッチ
痛みが出る側と反対側のお尻を伸ばしていきます。
床に座って行います。
伸ばしたい側の足を前に出して、膝を90度に曲げます。
このまま、みぞおちと膝を近づけていくイメージで身体を前に倒していきます。

まずは正面から伸ばし、左右に上半身の角度を変えながら伸ばしてあげると、お尻の筋肉を全体的に伸ばすことができるようになります。


首のストレッチ
倒すと痛い方向とは反対側に頭を倒していきます。
顎を引いてまっすぐ座った状態で、頭の上から倒す側の手を回し、耳のあたりを手で押さえます。
反対の手は腰に手を回して腕を腰に沿わせます。
首を真横に倒すようにして引っ張ります。

この時に、伸ばしている側の肩が上にすくまないように注意しながら行ってあげてください。
まとめ
首を横に倒した時の痛みは、身体の左右のバランスが崩れ、極端に負担が偏って積み重なることで起こる痛みの可能性があります。
この状態に当てはまるという方は、まずは1つでもいいのでストレッチを試してみてください。
しかし、今回説明した内容はあくまでも一例になります。
いろいろな要因で同じように首が痛くなってしまうという症状はたくさんあります。
- この状態に当てはまらずに首に痛みがある方
- お伝えしたストレッチを自分で続けてみたが、首の痛みが一向に改善しないという方
- 他の動きにも痛みが出ていて、どう動かせばいいか分からないといった方
こうした場合は、別の方策でのアプローチや他の要素の改善の必要性も考えられるので、専門的な治療を受けてみることをおすすめします。
当院では、鍼と整体治療を組み合わせて首の痛みの治療を行っています。
首の痛みには様々な原因があるので、全身の動きや痛みの出ている場所を細かく丁寧に確認をして、原因が分かった状態から治療をしていきます。
首の痛みは、首だけの問題ではないことが多いです。
身体の傾きが原因の場合、1回ですぐに治るというわけではありませんが、改善した状態が定着してくると、首を繰り返し痛めることや、慢性的に首の痛みを抱えて生活することもなくなっていきます。
自由に首が動かせるようになると、日常生活も一気に楽になるはずです。
なかなか解決できずにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


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