この記事では成長期によく起こる頭痛の解決方法を紹介しています。
結論としては、背骨の動きを改善していくことで頭痛を軽くしていくことができるようになります。
背骨の動きが改善されると自律神経が安定し、成長期特有のストレスやホルモンバランスの変化に対応できる状態になっていくためです。
頭痛の仕組みと具体的な対策を紹介していきます。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
HOME
院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります。ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「小学生の子供が頭が痛いと言うようになった」
「子供が中学生になってから頭痛で休むようになってしまった」
治療をする中で、親御さんからお子さんに関してのお悩みを聞くことがあります。
実際に成長期というのは、とても頭痛が起こりやすいものになります。
実際のデータでは、小学生では15%~30%、中学生では30%~50%、高校生になると50%以上の方が何らかの頭痛を経験したことがあるというデータが出ています。
そこで今回の記事では、成長期に起こる頭痛の解決方法をお伝えしていきます。
成長期に頭痛が起こるのはなぜ?
成長期に頭痛が起こる理由を説明していきます。
- 体の成長
身長が伸びるだけではなく、内臓の機能や生殖機能が発達したり、ホルモンバランスに変化が出ていくためです。
特に男子の場合は短期間に身長が一気に伸びる場合もあるので、そういった場合は後述する自律神経の調整に不具合が起こりやすくなります。 - ホルモンバランスの変化
体が子供から大人になるにつれて、ホルモン分泌のバランスが変化していきます。
特に女子の場合は思春期になるとホルモンバランスの変化が大きくなり、分泌も不安定になるので、頭痛の起こりやすさが男子を上回るようになっていきます。 - 環境やストレスの影響
学校の中での閉鎖環境や人間関係、受験の悩みなどで、大きな環境の変化やストレスを受けることが多くなります。
また、大人よりもストレスの処理や感情のコントロールも上手にできずに深く悩んでしまい、悪循環に陥りやすい場合もあります。 - 生活習慣
学校では授業を長い時間座って受けなければいけません。
自分の意志で 途中でなかなか立つことができなかったりすることも多いかと思います。
そして今の子供たちは、小学生から塾に通っている子も非常に多く、単純に座って勉強している時間がとても長くなっています。 また昔に比べるとスマホやパソコンなどを使って勉強や遊びをすることが多いです。
目を酷使してしまうため、目の緊張が頭痛を引き起こしてしまう可能性も高くなっています。
頭痛の種類
頭痛の種類は大きく分けると、緊張型頭痛と片頭痛の2種類に分けられます。
緊張型頭痛
主に原因として筋肉の緊張が原因で引き起こされるものになります。
こちらの頭痛の方が人数的には多くなっています。
痛みの特徴は、頭を両側から締め付けられるような地味な痛みが、長時間姿勢に関係なく続いていくといった症状が主になります。

偏頭痛
こちらの方が頻度は少ないですが、症状はとても重いものになります。
こちらは筋肉の緊張ではなく、頭の中の血流の変化によって、広げられた血管が神経に触れてしまうことで起こる強い頭痛になります。
基本的には片側にズキズキと心臓の拍動に合わせて強い痛みが響くように起こることが多くなります。
気圧の急変や、強い光などの影響でも起こりやすい特徴があります。
こういった頭痛は症状がとても強いので、どうしても起き上がることができなくなってしまったり、体調が悪くなってしまったりで、学校を休んでしまう子も非常に多い症状になります。

なぜ背骨が大切なのか
ここではなぜ背骨の動きが頭痛の改善のために必要になってくるのかを紹介します。
- 自律神経が安定する
まず背骨の両端には、自律神経が並ぶように通っています。
背骨の動きが悪くなると、この自律神経の働きが悪くなってしまい、体をリラックスさせたりか活動的にさせたりといった微調整がうまくできなくなってしまいます。
なので、この背骨の動きを改善することで自律神経の伝達が改善すると、筋肉の緊張状態が緩和されたり、ホルモンバランスの分泌が正常に近づいていったりします。
- 呼吸が深くなる
呼吸が深くなることで酸素の取り込みが増えて、筋肉の緊張が和らいだり、自律神経が安定しやすくなるので頭痛に影響しづらくなっていきます。
また、浅い呼吸は肩に力を入れて息をしなければいけなくなってしまうので、呼吸が深くなると肩の筋肉の緊張も出にくくなっていき、頭痛が治まっていきます。
- 筋肉の負荷が減る
背骨がうまく動かせず、常に丸まった状態で座り続けていると、その体を支えるために筋肉に非常に強い負荷がかかり続けることになります。
子供の場合は頭が重いわりに筋肉がそこまで発達しておらず強いものではないので、大人よりも早く疲労感を感じてしまったり、痛みに繋がりやすくなってしまうこともあります。
頭痛のケアの方法
頭痛を緩和したり、予防するケアの方法をお伝えします。
- 背骨のすぐ横を優しくさする
お子さんが小学生ぐらいの場合は、これだけやってあげるだけでも変わる場合があります。
背骨のすぐ横に自律神経が走っているので、背中を優しくさすってあげることで、背中が脱力したり自律神経の伝達がスムーズになったりという効果があります。
また、信頼しているお母さんやお父さんの手で直接触れてさすってあげることで、お子さんには安心感が生まれ、痛みを和らげるホルモンの分泌が活発になっていきます。
- 背骨の運動
四つん這いの状態から、まずは背中を大きく丸めます。
背中を思いっきり天井に向けて突き出すようにして背中を丸め、3回深呼吸していきます。
そのあとは反対に、体を大きく反らせていきます。
お尻を後ろに引きながら、みぞおちを床に近づけていくつもりで、顔を少し上げて背中を大きく反らせて3回深呼吸をしていきます。
背骨を丸めたり反ったりというような運動を繰り返しましょう。


- 股割りの運動
立った状態で足を大きく横に開き、膝を曲げて膝の内側に手を当てます。
そのまま肩を反対の足に近づけるように入れ込み、背骨をひねっていきます。
目線は天井を向けてあげると、背骨の上の方まで大きくねじることができます。
大きくねじった状態で3回深呼吸が終わったら、次は反対側をやってあげてください。
背中や肋骨(胸郭)をねじる運動になります。
背骨の動きや、深い呼吸をつくります。


つらい症状が続くときは
頭痛が続く場合は、まずはできるケアを1つでもいいのでやってみてください。
これで頭痛が軽減されたり頻度が減っていくようであれば、続けていただければと思います。
しかし実際のところ、成長期は個人差はありますが、体の成長が急激すぎる場合は、体の変化にどうしても対応しきれずにどう気をつけていても具合が悪くなってしまうということも多いです。
どうしても頭痛が続いてしまったり、痛みが強すぎて具合が悪くなったり学校を休んでしまうようなことがある場合は、早めに治療を受けてみることをおすすめします。
当院では、成長期に起こる頭痛の症状と原因に対して治療を行っています。
鍼治療
筋肉の緊張を解くだけではなく、体の背骨の動きの悪さを調整していくことができます。
また、それぞれの頭痛の症状に対してもアプローチをすることができたり、自律神経の調整にも非常に効果が高いです。
手足のツボや骨盤周りのツボなどを使い、背中の調整や呼吸を通して調整を行っていきます。
まだ身体が小さいお子さんには無理に鍼を刺すことはありません。刺さない鍼を使った治療や、整体治療を中心に進めます。
整体治療
関節自体の動きが悪かったり、背骨がうまく安定していない状態がある場合は、体を良い状態で継続できるように動きの悪さと安定感の悪さを調整して高めていきます。
優しく関節を押さえて動かしたり、心地よいくらいに力を入れてもらいながら動かしていく施術なので、10代の感覚が過敏な身体でも問題なく受けられます。
まとめ
成長期に起こりやすい頭痛の解決には、背骨の動きがとても大切になっていきます。
背骨の動きが改善することで自律神経がうまく調節できるようになったり、筋肉への負担を軽減したりすることができるようになります。
まずはご自宅でケアを試してみて、改善できるかどうかを確認してみてください。
たかが頭痛と軽く見てしまいがちにはなりますが、成長期の頭痛というのはとてもつらいものです。
頭が痛くて勉強に集中できなかったり、自分の意思とは関係なく頭が痛すぎてどうしても学校を休むしかなくなってしまったり、不登校につながったりということが現実に起こっています。
私も中学生の頃に一気に身長が伸びた時期がありました。
その時に偏頭痛が一時期あって、訳も分からず激痛でうめきながらのたうち回っていたので、そのつらさはとてもよく分かります。
多感な時期の頭痛というのは大きな悩みになっていきますので、もし改善せずに長引いているようでしたら、お早めにご相談ください。
思春期を毎日楽しく過ごせるよう、一緒にサポートしていきましょう。


コメント