この記事ではストレスが多い環境で肩こりに悩む方が、肩こりを解消する方法を紹介しています。
結論としては、食いしばりを改善することが、肩こりの解消につながっていきます。
ストレスと食いしばりは深い関係があり、食いしばりが肩こりにも影響をしているという流れになります。
食いしばりの影響と改善方法を解説していきます。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
5月に入り連休も明けて、新しい環境や新しい人には慣れてきたでしょうか?
少しずつ馴染んできた方もいるかと思いますが、まだまだ慣れなかったり、人間関係で困っているという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
この時期、ストレスが強い中で肩こりがひどくなってきたとご相談を受けることが増えてきました。
実はストレスと肩こりの間には食いしばりが影響していることが数多くあります。
なかなか抜けない肩こり、実は食いしばりを解消していくことで改善できる可能性があります。
今回は肩こりを解消するための食いしばりへの対処法をご紹介します。
ストレスと食いしばりの関係
交感神経の影響
人間の身体というのは、精神的なストレスを受けると自律神経の中の交感神経が活発になっていきます。
交感神経が強くなった時の身体の反応は以下の通りです。
- 呼吸が浅くなる
- 血管が収縮する
- 筋肉の緊張が強くなる
- 消化吸収が後回しになる
こういった反応が起こることで食いしばりや肩こりなど、緊張や痛みが強くなりやすいです。
三叉神経の反応
歯を食いしばる時に使う筋肉というのは咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれています。

食べ物を噛むときにもこの筋肉を使います。
咀嚼筋は種類が色々ありますが、全て三叉神経(さんさしんけい)という神経に支配されています。
三叉神経というのは腕や足を動かす筋肉を支配する神経とは違い、脳から直接筋肉に向かって出ている神経になります。
身体がストレスを受けると脳がストレスを感知します。
脳がストレスを感知すると脳から直接つながる三叉神経に反応が起こってしまい、咀嚼筋に力が入りすぎるようになります。
なのでストレスを受けると食いしばりが優先的に起こりやすくなる、という仕組みです。
食いしばりと肩こりの関係
次に食いしばりと肩こりの関係を説明します。
歯を食いしばった時は、連動して動く筋肉がたくさんあります。
歯を食いしばる時、咀嚼筋という筋肉に力が入ります。
咀嚼筋は、あごだけでなく、こめかみやあごの下、喉のあたりなどにもついていて、頭や首や肩の筋肉ともつながっています。
その時に首の前後、側面の筋肉にも同時に強く力が入ることになります。
なので食いしばりが起こると一緒に首や肩の筋肉も無意識的に緊張を起こしやすくなってしまうという仕組みになります。
食いしばりのチェックをしてみましょう
今、上の歯と下の歯はくっついていますか?
それとも離れていますか?
本来であれば唇を閉じていても上下の歯には隙間が空いているのが正常です。
もしも今歯が触れ合っているというのであれば、日常的に顎の筋肉に力が入ってしまっている可能性が高いです。
食いしばりと肩こりを放置するとどうなるのか
単純に肩が凝ってつらいというのはもちろんですが、以下のような症状も同時に起こることがあります。
頭痛
頭痛は分けると2種類、どちらも起こりやすくなってしまいます。
- 緊張型頭痛
首や肩の緊張から血流が悪くなって痛みを感じる、頭が締め付けられるタイプの頭痛です。
- 偏頭痛
食いしばりで紹介した三叉神経という神経に反応が起こって、血管が頭の神経を刺激して片側がズキズキと痛む痛みの強いタイプの頭痛です。
腕や手のしびれ
腕や手の神経というのは首から出て鎖骨のすぐ後ろ側を通り手に向かっています。
この神経の通り道が食いしばりや肩の緊張の影響で筋肉に神経が締めつけられてしまい、しびれが発生することがあります。
耳鳴り
歯を食いしばっている状況が続くと顎のすぐ後ろにある耳の周辺の血流も悪くなってしまいます。
そういった血流の悪化の影響で耳鳴りが発生してしまうこともあります。
顎関節症
歯を食いしばっている状態というのは顎の関節に常に圧迫するような負荷をかけ続けることになります。
関節の軟骨がすり減ったり関節自体が少しずつ変形していってしまったりすると、口を開けた時に顎が外れやすくなったり、開け閉めをする時にパキパキと音がしたり、物を噛む時に顎に痛みが出たりするという顎関節症の症状が現れることもあります。
食いしばりを予防するセルフケア
次に食いしばりを予防するセルフケアを紹介します。
ツボ押し
- 養老(ようろう)
手を胸に当てて反対側の手で小指の手首の少し下の骨のふくらみのあたりを押してあげましょう。
手首の角度が変わってしまうとツボが触れなくなるので、手は胸に置いた状態で行います。
これが顎の噛みしめや首の側面の緊張を緩める効果のあるツボになります。優しく10秒ほど押して下さい。

- 列缺(れっけつ)
このツボも手首にあります。 養老と反対側、親指側の骨の出っ張りです。
この頂上にある隙間に指をはめて軽く押してあげます。
大きい筋肉があるところではないので、マッサージしているような気持ちいい感覚は特にないかと思いますが、くぼみを圧迫しながら肘側に向かって優しく押し込んであげてください。
これも10秒ほど押してあげれば大丈夫です。 首の後ろ側の関節の動きを良くしたり、顎を噛みしめる時に使う筋肉を緩める働きがあります。

セルフマッサージ
マッサージはどちらも10秒ほど行ってあげてください。 強い痛みを与えないことがポイントです。
- 側頭筋
頭の横の筋肉を緩めていきます。
耳の周りを覆うように指を立てて頭皮を触ります。 そのままなるべく大きな円を描くように頭皮を指先でがっちりとロックして滑らせるように動かしていきます。 皮膚を大きく引き延ばしてあげるイメージでやってあげてください。 押す力は強くなくて大丈夫です。

- 咬筋
左右の奥歯より少し後ろ側、歯を食いしばると盛り上がる顎の筋肉を触ります。
膨らみの真ん中あたりに指先を優しく当てて後ろに引き上げるように皮膚と筋肉をゆっくり引っ張ってあげます。

耳の方向に向かって皮膚を抑えながら滑らせてあげてください。 マッサージはどちらも10秒ほど行ってあげてください。
強い痛みを与えないことがポイントです。
顎のタッピング
口を半開きの状態にして行います。
完全に脱力して唇も歯の間も隙間が空いた状態にしてください。
この状態で顎の正面を真後ろに向かって優しくトントントンと指先で優しく叩いてあげます。 これもリズムよく10回ほど叩いてあげてください。
こうすることで顎を開くための筋肉に力が入りやすくなるので食いしばりが軽減されやすくなります。

まとめ
ストレスが多い方というのは新しい仕事や人などまだまだ慣れない環境の中で毎日頑張られているからこそ、身体に無理がたたっているのではないかと思います。
ストレスは顎に現れやすいので、肩こりに苦しんでいる方は食いしばりがないかを確認してみてください。 もし食いしばりがあるようであればご紹介したセルフケアを試してみてください。
それでもどうしても食いしばりが抜けない、肩こりがひどくなり続けている、頭痛など他の症状がすでに出ているという方は、我慢するよりも早めに治療を受けてみることをお勧めします。
当院では鍼治療と整体治療を組み合わせて食いしばりから来る肩こりの治療を行っています。
食いしばりは顎だけではなく背中の動きや呼吸なども関連してくることが多くあります。
自分の目では気づけない部分を専門的な目線で原因を探し出して。
ストレス源を断つことは難しい場合がありますが、身体をケアして気持ちが元気になっていくことも十分に考えられます。
毎日のストレスの中大変かと思いますが、長くお悩みのようであればお気軽にご相談ください。


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