この記事では、首の寝違えのあと、首を早く動かせるようにする方法を紹介しています。
結論から言うと、背中の動きを回復させることが大切になります。
首を動かした時に、一緒に背中が動くようになることで、首の動きを補助することができるためです。
首の寝違えの仕組みと、具体的な回復の方法を解説していきます。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市竜龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「首を寝違えてしまい動かせなくなった。」
「一刻も早く首を動かせるようにしたい。」
朝起きた時に首を寝違えてしまい、急に首が回らなくなり、ご相談をいただくことがあります。
突然の激痛と、首が全く動かないという状況は、1日中我慢しなくてはいけないのでとても苦しいと思います。 今回のブログでは、首を寝違えた時に、動きを早く回復させる方法をお伝えしていきます。
寝違えとはどういう状態か
首の寝違えについて説明していきます。
寝違えは、寝ている間に起こる首のトラブルになります。
痛めてしまう場所には、いくつか種類があります。
1. 筋肉の損傷
背中や肩から首にかけて走っている筋肉の一部に傷が入ってしまい、その筋肉に痛みが出ている状態になります。
2. 関節周辺の炎症
頚椎という首の骨の周辺に、関節が滑らかに動くように潤滑液の入った袋があるのですが、その袋(関節包という部分)が首の骨に挟まれたりなどして、圧迫され、炎症を起こしてしまっている状態になります。
3. 神経や血管の圧迫
脇の下などを通っている神経・血管が、横向き寝などで長時間圧迫され続けたせいで、筋肉が硬直してしまい、寝違えが起こることがあります。
脇の下の神経・血管は首や肩の筋肉につながっているので、神経の伝達や血流が悪くなることで筋肉が硬直して首が動かせなくなります。

以上が寝違えの種類です。
こういった異常が首で起こった後に、体には防御反応が起こります。
痛めている部分に負担がかからないように周辺の筋肉をガチガチに固めてしまい、余計に動きが悪くなっていくという仕組みになっています。
寝違えの回復のために大切なこと
こういった首の中の組織の損傷がある場合は、修復されるまでにはどうしても数日、時間がかかることがあります。
それまでは、無理に負荷をかけてしまえば痛みはどうしても出てしまいます。
大事なことは、首と一緒に動く背中や肩甲骨周りの動きを良い状態にしておいて、首の動きを補助し、動かしやすくしておくことです。
そうすることで、日常生活で痛めた部分に負担がかかってくる割合を小さくして、回復を早めることができます。
寝違えたときのNG行動
首を強くマッサージする
痛めている部分に強くマッサージをしてしまうと、その部分の血流が良くなり、炎症がさらに悪化して痛みが強くなってしまいます。
無理やり動かす、ストレッチをする
痛めている部分を我慢しながら、無理やり首を動かしたりストレッチをしてしまうと、損傷している部分に負担が強くなってしまい、治りが悪くなってしまいます。
傷口を広げないことが大切です。
温める
痛めた後、2~3日の間は炎症が起こる可能性があります。
寝違えたときに炎症が起こっている部分をお風呂などで温めてしまうと、火に油を注ぐような状態になり、炎症がさらに強くなって動きが悪くなったり、痛みが強くなったりしてしまいますので、この場合はおすすめしません。
確認で動かしてしまう
首を痛めた後に自分で「痛みが良くなっているか」や「今日は痛いのか」などと確認をするために、朝に起きたときや日常のふとした時間に、自分で首を痛めている方向に動かして痛みを確認してしまう方が非常に多いです。
ちょっとした痛みだったとしても、その損傷している部分に負担をかける回数が多くなってしまうと治りが悪くなってしまいます。
確認したくなる気持ちはとてもよく分かりますが、痛みが出ている間はなるべく自分で痛みを確認するような行動は控えたほうがいいです。
動きを回復させる対処法
アイシング
これは首に熱を持っている感覚や、動かさなくてもズキズキと痛むようなときに行ってください。
首の痛いと感じる部分に氷嚢や袋に入れた氷を当てて、20分間冷やしてあげてください。
終わった後は冷やすのをやめて、1時間は皮膚を休めるようにしてください。 熱が続く場合は繰り返してあげることで、炎症の引きが早くなります。
湿布は貼っても問題ないですが、実は、冷シップには冷やす効果はありません。
冷たく感じるだけなので、仕事中や寝ている時に貼るなどにして、実際にアイシングをした方が効果的です。
ツボ押し
- 落枕(らくちん)
手の甲、中指と人差し指の間の、骨の間の部分を触ってあげてください。 これは古くから寝違えの特効薬的なツボとして用いられてきたところです。
首の動きと連動して反応が出るツボになるので、ゆっくりと10秒ほど優しく押してあげてください。

- 手三里(てさんり)
肘の関節のしわから、指の第二関節3本分ほど手の方に下ろしたところにあります。
「小さく前へならえ」の姿勢をとったときに、腕の真上に来る部分の筋肉上のツボになります。 肩の筋肉や背中の動きを回復させるときに使うツボになります。

肩回しの運動
片方ずつ、立体的に大きく肩を動かしてあげてください。
肩の関節ではなく、背中や肩甲骨を一緒に動かすイメージで行います。
まず、手を前に上げながら内側に大きく持っていき、頭の後ろを通るようなイメージで、大きく上半身全体をひねりながら肩甲骨を背骨に寄せていきます。
このとき、上半身と顔の向きは揃えてあげてください。
肩甲骨を3周ほど大きく回してあげてください。



まとめ
朝起きたときに急に首が動かなくなっていたら非常に焦るかと思いますが、大切なのは首と一緒に動ける部分を増やして、首の痛めた部分にかかる負荷を小さくすることです。
まずは焦らず、ご紹介したケアを試してみてください。
うまく動かすことができなかったり、もしも3日間経っても動かすと痛い、痛みが強すぎてとにかく困っている、という場合などは、ご自分で動かすよりも治療を取り入れたほうが回復が早まる可能性が高いです。
当院でも寝違えの治療を、鍼治療と整体治療を組み合わせて行っています。
危険なマッサージや、バキバキと鳴らすような治療はしませんのでご安心ください。
最小限の刺激で動きと回復を促す、優しい治療です。
痛みの回復には時間がかかる場合もありますが、その間に周りが固められて、首の寝違えを再発しやすくなってしまう方も非常に多いです。
痛みが強くお困りの方や、頻繁に繰り返してしまっているという方は、痛みが長引く前に、お早めにご相談ください。


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