【腕の挙げづらさ】五十肩が治りきっていない方へ

皆さん、こんにちは。
山梨県甲斐市、 ひびきが丘鍼灸院の院長、境田です。

「以前、病院で五十肩と言われたけれど、その当時の症状がずっと治りきっていない……」
という方を治療することがよくあります。
「腕を上げた時に引っかかる感じがして、洗濯物を干す時や農作業で困っている」
というお悩みを多く伺います。
痛み自体はそこまで強くないため、そのまま放置されている方も多いのですが、実はこうした腕の挙げづらさが、後々の腰痛や膝の痛みなど、他の場所の不調につながることもあります。

実際に他の部分のお悩みで来られた方も、原因を探していくと腕が挙がらないことだった、ということがよくあることです。
そこで今回は、治りきらない腕の挙げづらさの原因と解決法をお伝えします。

目次

五十肩の段階

五十肩(肩関節周囲炎)は、通常は時間をかけて順を追って治っていくものですが、痛みがなくなった後も腕が上がらないままで止まってしまう方がいらっしゃいます。まずは治るまでの段階を説明します。

  1. 炎症期

    肩を包む「関節包」という組織に炎症が起こり、痛みが強くなっていく時期です。場合によっては夜中に強い痛みが出ることがあります。

  2. 拘縮期(今回のテーマはこちらです)

    拘縮とは「固まる」という意味です。痛みは徐々に引いてきたものの、動きの悪さが残っている段階です。「痛みはないけれど、うまく上がらない」
    という方は、この段階で止まってしまっている可能性があります。

  3. 回復期

    動きが良くなり、完治に向かっていく時期です。

なぜ「痛みはないのに上がらない」のか?

炎症期(痛みがある時)は、時間が経過すれば炎症自体は収まっていきます。
しかし、痛みがなくなって「拘縮期」に入ったタイミングで肩を動かす機会が少ないままだと、炎症の間に硬くなった組織や、伸びなくなった筋肉などがそのまま固まってしまいます。

その結果、「痛みはないけれど腕が上がらない」という状態が作られます。
この期間が長くなればなるほど、周りの組織が硬直し、改善するまでにもさらに時間がかかるようになってしまいます。

肩が上がらないことによる二次災害

腕が挙がらない状態だと、それを補うために他の部分の負担が増えることになります。
例えば、挙がらない腕を挙げるために腰を無理に反らして腰の関節が痛くなったり、身体を傾けて動かす機会が増えて、左右の負担のかかり方が偏ってしまい腰や膝、首など、他の部分の痛みにつながったりしてしまいます。
肩の動きが悪いままで他の部分に悩みがある方は、肩の動きの悪さの影響の可能性があります。

肩の動きを回復させるための4つのポイント

肩の動きを回復させるには、体全体の「連動」を取り戻す必要があります。
腕を上げる時は、肩の関節だけでなく、肩甲骨、鎖骨、背骨などが連動し、スムーズに体重移動が行われるのが本来の仕組みです。

なので、以下の4つの要素を改善する必要があります。

  1. 筋肉の硬さ

    肩関節を安定させている肩甲骨周りの筋肉や、脇、胸の筋肉にある程度の柔らかさがないと、筋肉が伸びずに動きが止まってしまいます。他にも腰や下半身の全体の筋肉の張り具合いが不釣り合いだと、スムーズな重心移動が出来なくなります。

  2. 関節の動き

    肩と肩甲骨をつなぐ関節だけでなく、鎖骨、背骨、肋骨なども含めた「全身の関節」が、タイミングよく連動して動くことが大切です。

  3. 重心の移動

    例えば、右腕を上げる時は「左足」に体重をかけた方がスムーズに上がります。
    こうしたわずかな体重移動(重心移動)がスムーズにできるかどうかが重要です。

  4. 力の入り具合

    肩甲骨を支える筋肉や、腰の反りすぎを抑えるため背骨・骨盤を支える筋肉に、しっかり力が入る状態に整える必要があります。

動きをリセットする

腕が挙がらない期間が長くなるほど、筋肉、関節の硬さや動きにくさが体に染みつき、今の状態が「定位置」になってしまっている可能性があります。
これは、筋肉や関節の動きを感知する神経に誤作動が起こっている可能性があります。
一時的に動きが良くなっても、この誤作動を修正していかないと肩の動きや、そのせいで起こっている他の部分の不調は解消できないことが多いです。

腕が挙がらない状態が原因になっている場合は、一番悩んでいる部分を改善するために先に肩の動きを改善する必要があります。
長い間腕が挙がらない状態が続いている方は、治療を受けてみることをお勧めします。

改善のためには治療がおすすめ

長い間、腕が上がらない状態が続いている方には、専門的な治療をお勧めします。当院では鍼治療と整体を組み合わせ、治りきっていない五十肩や、そこから派生した不調に対して治療を行っています。

鍼治療

筋肉や関節の動きに関係する背中や、脚、手などのツボを使い、筋肉と関節の動きを整えて腕の上がりやそこからくる症状にアプローチしていきます。
硬くなって伸びなくなった筋肉を動かせるようにしたり、全身の動きの連動を回復させていきます。

整体

全身の力の入り具合の調整や、軽い運動や関節を動かす施術で神経の誤作動を解消し、繰り返すことで維持できるようになっていきます。
肩を無理やり動かしたり、痛みを我慢させて伸ばしたりはしません。
心地よく感じる程度に力を入れてもらいながら動かしていきます。

「痛みがないから」と放置してしまう方も多いですが、他の場所に痛みが広がってからだと、完治までに時間がかかってしまいます。
肩の動きが悪いと感じた時点で、早期に解決していくことが、快適に動き続けられる生活につながります。
肩がスムーズに動くようになるだけで、毎日の生活はとても楽になります。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平

ご予約はこちらから
https://rsv.karutekun.com/salons/wp5w68yyod

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