この記事では、首を振り向くようにひねった時に擦れるような音がする時の解決方法を解説しています。
結論としては、背中や肩の動きを改善していくことがポイントになります。
背中や肩の動きが改善することで、首だけが動いて振り向くような動き方から全身を使って振り向く動きになるので、首の周辺の圧迫を少なくすることができるためです。
首から音が出る仕組みと解決法を紹介します。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にありますひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「首をひねると動かした時にシャリシャリと音が出るんです」
首にお悩みを抱える患者さんから、こういった相談を受けることがあります。
首が痛いだけではなく、動かした時に骨が擦れるような異音がする。
本来、首からは音がするものではありませんが、首は非常にデリケートな場所なので、こういった音がしてしまうととても不安になりますよね。
しかし、この首の音というのは首以外に原因があることが多いです。
そこで今回は、首をひねった時に首から音が出る仕組みと具体的な解決方法をご紹介します。
首の音の正体
回した時にバキバキと鳴るような音ではなくて、首を真横に振り向いた時に首の骨から擦れ合うような音がする。
こういった症状の正体は、首の骨やその周辺の組織がこすれ合う音であったり、首回りの筋肉や腱がこすれ合う音、こういったものが考えられます。
首をひねった時に、首の後ろ側にある椎間関節という骨の重なり合った関節部分が強く圧迫された上でひねりの動きが入ったことで、物理的に擦れ合い、音がするようになってしまいます。
本来、首をひねる動作の中では首だけが動くわけではなく、肩甲骨や背骨が同時に動きます。
しかし、首から音が鳴ってしまう方は、この背中や肩甲骨などがうまく動かないため、首だけで大きくひねることになり、必要以上に首の関節に圧迫がかかることになってしまいます。

そして、首から異音がする方は、それと合わせて以下のような症状を抱えていることが多いです。
- 横を向くと首が詰まって痛い
- 慢性的な首や肩や背中の凝り
- よく寝違えを起こす
- 頭が締めつけられるような頭痛が頻繁に起こる
- 耳鳴り
など
そしてこの状態を放置すると、関節が変形してしまい痛みが強くなったり、関節で神経が圧迫されて腕のしびれにつながったりしてしまいます。
肩や背中の動きが悪くなる原因
では、なぜ肩や背中の動きが悪くなり、首だけで動かすことになるのか。
以下のような原因が考えられます。
頭が前に出ている
背中の背骨(胸椎)の上に頭が乗っかるようについていれば、首のカーブは正常に保たれて関節がスムーズに動きやすくなります。
しかし、長時間のデスクワークやスマホの操作などで首が前に出た状態で正面を向いている、こういった形で常にキープされていると、首の関節の圧迫は常に強くなる形になります。

この状態で後ろに振り向こうと思っても、関節が圧迫されて、肩や背中がうまく動かなくなり、首だけで動くことになります。
巻き肩
頭が前に出ている姿勢と同時に起こりやすいです。
日常的な猫背姿勢などにより、肩が内側に巻いた状態で固定されてしまっていると、背中が丸まり、肩甲骨は外に開かれた状態になるので、首と一緒に肩を引くという動きがやりにくくなってしまいます。
呼吸の浅さ
呼吸が浅い状態になると、息を吸うために首や肩の筋肉に力を入れて、肺の上側を引き上げるようにして呼吸をするようになります。
この状態になると、呼吸をしているだけで首や肩の筋肉を使い続けることになるので、慢性的に首や肩回りの筋肉の緊張が強くなり、背中や肩と一緒に首を動かせなくなります。
動きの癖
日常的に振り向く動作が首だけの動きになってしまい、それが長い時間をかけて定着をしていると、意識をしなければ首だけで動くといった使い方を日常的にすることになってしまいます。
首の動かし方のコツ
首から音を出さずに振り向きの動きをするためには、肩や背中を一緒に動かしていくのがポイントになります。一度一緒にやってみましょう。
- 真後ろを振り向く時に、振り向く側の肩を少し下げます。
- 肘と肩を後ろに引きながら、肩甲骨を背骨に寄せていきます。
- 同時に振り向く側のお尻に体重をかけながら、首も一緒に回して後ろに振り向いていきます。

これをやってみると、首をひねった時に音が鳴ってしまう方も、音が鳴らずに同じ角度まで後ろに振り向くことができるかと思います。
動きを身につけるためのセルフケア
動きを身につけるためのセルフケアを紹介します。
首・肩・背中の動きの練習
座って行います。
右にひねる動きで説明します。
右手を耳の後ろに置いて、反対の手は右の膝の外側に置きます。
肘を真後ろに引きながら後ろに振り向きます。
目線は肘を向くようにし、肘や肩甲骨を後ろに引きながら首も一緒にひねります。
背中に少し力が入る感覚があっても大丈夫です。
肩がすくまないように気を付けてください。
できるだけ大きくひねって、3回深呼吸をして戻しましょう。


胸を緩める
鎖骨の下側を指でなぞっていくと、少し外側にへこんでいるところがあります。
そのポイントから指2本分くらい下のところの筋肉を優しく押さえ、皮膚を下に向けて引っ張ります。
この状態で手を伸ばし、親指を外側に向けながら開いていきます。手を後ろ側に引き、胸の前側を伸ばしている感覚を感じてください。伸ばした状態で30秒ほどキープしてあげてください。


頭を後ろに引く運動
頭が前に出てしまう方は、頭を後ろに引く筋肉の力がうまく入っていない可能性があります。
この筋肉を使えるようにする練習です。
頭の後ろで手を組んで、後頭部で組んだ手を真後ろに引いて押し付けるように力を入れていきます。
10秒ほど力を入れてください。
この時に顔は上を向かないように、正面を向いたまま真後ろにスライドさせていくイメージで顎を引いていきます。
首の後ろの筋肉を使っていきましょう。
まとめ
首をひねった時に擦れるような異音がするといった症状は、首だけが大きく動きすぎていて、背中や肩がうまく動いていない時に起こる症状です。
日常的に振り向く動きをする時に、肩や背骨を一緒に動かせる習慣を身につけていくと、首の音が鳴ることなく快適に後ろを振り向く動きができるようになっていきます。
首から音がして気になるという方は、一度セルフケアを試してみてください。
やってみても音が鳴り続けて不安が残る方や、首をひねった時に痛みが出ている方、またうまく動かすことができずに首肩こりや寝違え、頭痛などの症状も一緒に抱えているといった方は、セルフケアで改善できる範囲を超えてしまっている可能性がありますので、早めに治療を受けてみることをお勧めします。
当院では、鍼治療と整体治療を組み合わせて、動かしやすい身体をつくるアプローチを行っています。
今回ご紹介したセルフケアは首や肩の周辺に関連するものになりますが、強い症状の方は全身に原因が見られることが多いです。
そのため当院でも、首だけの症状であっても必ず全身を確認して、治療をするようにしています。
動かしやすい状態をつくってから、良い動きを長期間維持できるようにして、徐々に意識しなくてもうまく動かせるようになっていきます。
振り向くという動きは、車の運転などの日常生活では欠かせない動作なので、改善されると何気ない動きがスムーズになりとても快適になります。
もしも長期間お悩みの場合は、お気軽にご相談ください。


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