この記事では、腰を反らせたときに足がしびれてくる症状を改善する方法を紹介しています。
結論から言うと、背中と股関節の動きを改善することが重要です。
背中と股関節の動きが改善されると、腰が強引に反らされる場面が少なくなり、神経が圧迫されることも減るため、しびれが楽になっていきます。
しびれの原因と解決方法を詳しく紹介します。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
はじめに
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「腰を反らせると脚がしびれてきてしまう」
「レントゲンでは異常がなかったけれど、腰を動かすと脚のしびれがなぜか起こってしまう」
こういった腰に関連して足がしびれてくるといった症状は、年間を通してご相談が多い内容になります。
レントゲンで異常がないのに神経に症状が出てしまうことを不思議に思い、相談される方も非常に多いです。
なぜなのかわからないと、とても不安になりますよね。
こういった症状は、腰や足をマッサージしたりするだけでは、なかなか解決しないことが珍しくありません。
実は、背中や股関節の動きを改善していくことで、しびれが改善しやすくなります。
今回は、腰を反らせると脚がしびれてしまう原因と対策の方法をお伝えします。
腰の動きとしびれの関係について
腰を反らせたときにしびれが出るのは、腰の骨(腰椎:ようつい)から横に出て足に向かっている神経が圧迫されてしまうために起こる症状です。
腰はもともと緩やかに反っているようなつくりをしていますが、この反り方が大きくなりすぎてしまうと、骨の間から出ている神経の圧迫が強くなってしまいます。
そして、腰で圧迫された神経は脚に向かうため、しびれという症状が脚に現れることが多くなります。
レントゲンで異常がないのはなぜなのか?
こういった症状があっても、レントゲンには異常が写らない場合もあります。
その理由は、レントゲンを撮っているときの姿勢にあります。
このような症状がある方は、腰を反らせている場面のときにだけ、神経が骨に圧迫されている状態になります。しかし、レントゲンを撮るときは、寝た状態や直立の状態などで撮影することがほとんどです。
レントゲンを撮っている姿勢では神経が圧迫されていないことが多いため、病院では異常がないといった判断をされてしまうのです。
なぜ腰の反りが大きくなってしまうのか?
原因となるポイントを説明していきます。特に大きな要因は次の2つです。
背中の動き
背中が丸まった状態、いわゆる猫背のままになってしまうと、身体を起こすときに背中をうまく反らせることができません。
その代わりに、腰を大きく反らせてしまうようになります。
腰を大きく反らせることで腰の神経が圧迫されやすくなり、しびれにつながりやすくなります。
股関節の前側の筋肉の硬さ
特に、腰の骨から股関節をまたいで脚の骨につく「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉の緊張が強くなると、常に腰を反らせる方向に引っ張った状態になってしまいます。
この状態から身体を起こすような動きをしたり、股関節を後ろに引こうとしたりしたときにうまく引けないと、代わりに腰を反らせてしまうことになり、しびれの症状につながります。

また、骨盤から太ももの前に付いている筋肉も影響します。
立っている間にこの筋肉の緊張が強くなってくると、骨盤が前に倒れる方向に常に引っ張られ続けることになります。
それと連動して腰も大きく反りやすくなるので、神経の圧迫が起こりやすくなります。
その他の要因
- 筋力不足
筋肉の中でも、お腹の深い部分にある、腰の反りすぎを抑えるコルセットのような筋肉「腹横筋(ふくおうきん)」があります。
この筋肉に力がうまく入らなくなっていると、身体を動かしたときに腰が反りすぎないように止めることができず、神経の圧迫を起こしやすくなります。 - つま先重心
つま先寄りに体重がかかりやすい状態です。
つま先側に体重がかかりやすくなると、ふくらはぎや太ももの前の筋肉の緊張が常に強くなり、腰を反らされる方に引っ張られることになります。 - 動かし方のクセ
筋肉の硬さもなく力もしっかりと入る状態なのにしびれが出ると言う方は、身体のそもそもの動かし方が間違っている可能性が高いです。
無意識に行っているいつもの動きの中で、腰が大きく反らされるような身体の使い方をしてしまっているので、動かし方の修正が必要になってきます。
しびれを予防するセルフケア
ご自身で試していただける、簡単なケア方法を3つ紹介します。
背中を反らす運動
四つ這いの状態になります。
手を大きく前に出して、お尻を後ろに突き出しながら背中を大きく反らせていきます。
できそうであれば、床におでこをつけ、みぞおちを床に向けて押し付けるように背中を大きく反らせていきます。

この状態のまま、深呼吸をしてください。
反らせるのは背中です。腰や骨盤は反らせすぎないように注意してください。
腸腰筋(ちょうようきん)のストレッチ
脚を前後に大きく開きます(後ろ側の脚の付け根を伸ばします)。
後ろの脚側の、骨盤の出っ張っている骨のすぐ内側の部分を指で優しく押さえます。
反対の手も重ねて優しく押さえ、皮膚を下に向かって引っ張ります。


この状態のまま体重を前にかけ、股関節前側をゆっくりと30秒伸ばしてあげてください。
お尻の運動
仰向けに寝て、片膝を90度に曲げます。
かかとだけを床につけ、つま先を浮かせます。
この状態から、立てている膝を前に突き出すようなイメージで押しながら、お尻に力を入れて身体を少しだけ持ち上げます。
一瞬軽く力を入れてお尻を跳ね上げたら、その後すぐに脱力してお尻を落とします。

この動きをリズムよく10回ほど繰り返します。
お尻の筋肉を刺激することで、股関節側の筋肉が緩んだり、脚を引くときに腰の反りを抑えることができるようになります。
まとめ
腰を反らせると脚がしびれてしまう症状は、腰が反りすぎることで神経が圧迫されて起こるものです。
レントゲンで異常がなくても神経に刺激が入って起こる症状ですので、背中や股関節の動きを改善していくことで、日常的な動きでもしびれがない状態を作っていける可能性は十分にあります。
まずはご紹介したセルフケアを取り入れてみてください。
しかし、もしセルフケアをやってみてもしびれが全く改善しない場合や、非常にしびれが強くてうまく身体が動かせない場合、また、この症状を抱えて半年以上が経過しているという方は、自力で解決できる範囲を超えている可能性があります。
そのままにせず、治療を受けてみることをおすすめします。
当院では、鍼治療と整体治療を組み合わせて、腰を反らせたときの脚のしびれに対する施術を行っています。
しびれている部分に強い刺激を与えることはありません。
身体を優しく動かして、本来の動きと腰を守る機能を回復させていきます。
しびれの症状は悪化してくると、身体を起こしただけでしびれが発生したり、常に神経が圧迫されてしびれが出続けたりといった状況に発展してしまう場合もあります。
最初は地味なしびれなので気にしない方も多いですが、長く患うと慢性化してしびれが抜けにくくなっていく可能性もあります。
もしすでに症状が強く、つらい思いをされている方は、どうぞお気軽にご相談ください。


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