この記事では、マッサージで慢性的な不調を改善することはできるのかということを解説しています。
結論としては、マッサージだけでは慢性的な不調の改善は根本的には難しいと考えています。
マッサージは血液やリンパの流を良くする効果はありますが、慢性的な不調に関してはそれだけでは長期的な改善は難しくなっていきます。
その理由と、ではどうすればいいのかというのを解説していきます。
【この記事を書いた人】
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
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院長 境田 涼平(さかいだ りょうへい)
資格:鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼治療、整体治療を通して、皆様が元気な毎日を送れるようにお手伝いします。
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「定期的にマッサージに通っているがなかなか改善しない。」
「マッサージを受けた日は楽だけど翌日には体がつらくなっている」
こういったお悩みで治療に来られる方が非常に多いです。
慢性的な肩こりや腰痛など、生活はできるが確実に体がつらいという方は、最初の選択肢にマッサージが入ってくる方も多いのではないでしょうか。
しかし、マッサージだけではお困りの症状を長期的に解決することは難しく、結局他の治療法を頼ることになることがほとんどになります。
今回は、有資格者の観点から、マッサージの効果と慢性的な不調の改善に必要なことをお伝えします。
マッサージの効果
マッサージには、押す、揉む、さする、叩くなど色々なやり方がありますが、目的を集約していくと、血流やリンパの流れの改善効果を期待してのものになります。
血流が回復する
筋肉が緩む、痛みが緩和する、むくみが解消される、冷えが解消されるといった効果があります。
リンパの流れの改善
体の中のリンパ管という器官の中を流れるリンパ液というものの流れを改善していくものになります。
このリンパ管は体の中の下水道のようなもので、疲労物質など、体の代謝の過程で生まれた不要な物質であったり、体内での余分な水分などを吸収して処理していくような役割があります。
リンパマッサージはリンパ液の流れを良くして、この滞りがないように大きい排水に向かって詰まりを流していくというような効果があります。
つまり、マッサージは一時的な疲労やむくみの回復には効果があると言われています。
また、適度な心地いい刺激は非常にリラックス効果が高いです。
マッサージが向いている方
- 一時的な疲労を回復したい
- 心地よい刺激でリラックス効果を得たい
- 定期的にむくみなどを流していきたい
- リンパ浮腫などの特殊な疾患の緩和ケア
こういった方はマッサージを受けることが向いているかと思います。
マッサージには資格が必要
そもそもマッサージという行為を人に行うことに関しては、日本では「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格が必要になります。
ホームページや看板などで「マッサージ」という言葉が使われているところは、国家資格を持っている方がいる場所になります。
しかし現実では、この資格がないにも関わらずマッサージと似たような行為は行われているところが多いです。
そういったところでは、看板には「もみほぐし」や「整体」、「手技療法」など別の言い方に変えて、マッサージと同じような行為をしているところが非常に多いです。
「整体」や「手技療法」というものに関しては、非常に施術の内容の幅が広いものになります。
実際に受けてみればマッサージと全く同じようなことをしているというところもあれば、他の治療技術を用いてしている場合もあるので、名前だけでは判断しづらいのが現状です。
慢性的な不調の原因は?
慢性的な肩こりや腰痛などの症状の根本的な原因に関して言うと、これは単なる血流の悪さなどではなく、体の「機能低下」が起こっていることによります。
体の機能低下を具体的に説明すると、以下のようなものになります。
- 筋肉の硬さ
- 関節の動きの悪さ
- 筋力不足
- 体の動かし方が間違っている
そして慢性的なものは、脳が体の痛みや間違った動かし方などを記憶してしまい、そこから抜け出せなくなってしまっているといった状態が考えられます。
マッサージは筋肉の血流不足やリンパの流れを改善する効果は期待できますが、他の要因は改善することができません。
慢性的な不調は体を緩めるというだけでは改善ができず、 本当に必要なのは「機能の回復」になります。
強いマッサージの危険性
テレビやネットなどで、強いマッサージを受けて悶絶している姿を見たことがある人は多いかと思います。
強いマッサージというのは一時的にとても楽な感覚はすると思います。
なぜかと言うと、人間の体はとても強い刺激を受けると、一時的に痛みから体を解放するために神経の活動が停止する仕組みになっています。
なので、強いマッサージを受けた後、一時的に痛みがブロックされるので体が楽になった感覚はあるかと思います。
しかし、時間が経つと神経の活動は正常に戻っていきます。
そうなってくると、その後また同じように体の辛さを感じるようになってしまいます。
そして強いマッサージというのは、場合によっては筋肉に小さい傷をつけ続けることになります。
この小さい傷で体が痛んだり、傷が修復される過程を何度も繰り返していると「繊維化」という状態になってしまい、筋肉がさらに硬くなり伸びなくなってしまいます。
そして強い刺激で体がこわばるほどの痛みを感じる場合は、体は防御反応を起こし、周りの筋肉を固くし痛みから逃げようとします。
そして神経が痛み自体にだんだんと慣れてしまい、どんどん強い刺激を求めるようになっていき、直後は楽だけどそのあとまたつらくなってくるといった状態が続くようになってしまいます。
「硬いからですよ」とか、「悪いから痛いんですよ」などと言われるかもしれませんが、正直に言うとリップサービスのようなものなので、改善したいと思って受けているのであれば、おすすめはしません。
長期的な解決を目指すなら
一時的な緩和だけではなく、長期的に不調から解放されたいと感じている方は、マッサージだけではなく、体の機能を回復できる治療を受けてみることをお勧めします。
当院ではいわゆるマッサージは行いません。
鍼治療と整体治療を組み合わせて、体の機能を回復させる施術を行っていきます。
鍼治療
身体を緩めるだけではなく、全身の連動を回復させて、体を正しく動かせる状態へ導いていきます。 単純につらいところや硬いところに鍼を打つというだけでは、マッサージをしているのとあまり効果は変わらないので、全身の状態を見ながら関連のある部分も含めて一緒に治療をしていきます。
整体治療
関節を押さえて優しく動かす施術で動きを改善したり、体の反射を利用して体を支える筋肉の働きを高めたり、正しい動かし方を長期間定着させられるようにアプローチをしていきます。
強く押し込んだりバキバキと鳴らすような施術はしません。
こういった治療は、強く押されるマッサージが好きな方からしてみれば、直後の爽快感は薄いものになってしまうかもしれません。
しかし、いつまでも一時的に楽な状態だけで何度も治療を繰り返すのが嫌になっているという方には向いているかと思います。
まとめ
マッサージは一時的な疲労回復やむくみの回復に向いています。
適度な刺激は気持ちがいいものなので、癒しを求められているような方にはおすすめできるかと思います。
しかし、これはあくまでも治療ではなく、リラクゼーション的な側面が強くなります。
癒しや一時的な緩和なのか、お悩みの改善が目的なのかで使い分けるのが良いかと思います。
繰り返す不調から抜け出し、長期的に楽である身体を作りたいというようであれば、マッサージ以外の機能を高める治療を受けてみてください。
本気で改善したい方は、身体のケアの方法を考え直してみてはいかがでしょうか。
当院でもご相談いただければ全力でお手伝いさせていただきます。


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