【農作業を快適に】草刈り機で腰を痛めないポイント

皆さん、こんにちは。
山梨県甲斐市、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

暖かくなり、いよいよ農作業のシーズンがやってきました。
畑や田んぼの準備が始まり、これから本格的に忙しくなってくる時期かと思います。

そして、この時期に増えるのが、
「草刈り機を使うと腰が痛くなる」
という症状です。
新しく痛めてしまった方もいれば、元々慢性的に痛かったものが一気に悪化してしまったという方もいらっしゃいます。

これからという時期に、腰を痛めたままハードに過ごすのはとても大変ですよね。
今回は、草刈りで腰を痛めないためのポイントと対策法をお伝えします。

目次

草刈り機による腰の痛み

草刈り機を使って腰が痛くなる方は多いですが、具体的に「腰の何が痛くなっているのか」をご説明します。

筋肉の痛み

腰の筋肉に過度な負担がかかり、痛みが出てしまいます。

  • 脊柱起立筋

    首から骨盤まで長く走っている筋肉。
    腰を起こすときに力が入ります。
  • 腰方形筋

    骨盤から肋骨までを支えている奥の方にある筋肉で、ひねりの動きなどを支えます。
  • お尻の筋肉

    骨盤や、重心移動をを支える重要な土台になる筋肉です。

関節の痛み

  • 椎間関節

    背骨の後ろ側にあり、過剰な圧迫が起こりやすい場所です。
  • 仙腸関節

    骨盤のつなぎ目。ここに負荷がかかりすぎると痛みが出ます。

なぜ腰に負担がかかるのか?

草刈り機を「持って支える」「操作をする」という動きが腰に負担をかけます。
本来であれば全身の関節で負荷を分散させるべきですが、その負荷を腰だけで集中して受け負ってしまっている状態が問題です。

特に以下の動作が負担になります。

  • 機械を浮かせて保持する

    機械を持ち上げたままキープする際、腰の筋肉や関節に負担がかかります。
  • 左右に振る

    体をひねる動きで、腰や骨盤の関節、それを支える筋肉に負担がかかります。

腰に負荷が集中する3つの原因

  1. 関節の動きの悪さ

    特に胸郭(背骨や肋骨周り)や股関節の動きが悪いと、その分を腰が無理に補おうとします。

  2. 筋肉の硬さ

    胸郭や股関節周りの筋肉が固まると、関節自体の動きが制限されてしまいます。

  3. 動かし方のクセ

    関節が動く状態でも、負担のかからない動かし方ができていないと、普通に動かしているつもりでも腰に負荷が集中します。

特に多い 痛めやすい動き

  • 腕や背中を使わず、腰だけで持ち上げる

    脇が空いて背中が丸まると、背中や脇の筋肉がうまく使えず、すべての重みを腰の筋肉で支えることになります。

  • 股関節や膝が伸び切っている

    股関節や膝が伸び切っていると、負担を緩和するクッションとして働かなくなり、腰へ負担がダイレクトに伝わってしまいます。

  • 腰だけで機械を振ってしまう

    実は、腰(腰椎)は本来、回転する動きが得意な関節ではありません。
    本来は背中(胸椎)や股関節が回転することで体は回ります。
    これらが動かないまま無理に腰を回し続けると、関節や筋肉を痛めてしまいます。

腰を守る動き方のポイント

  • 股関節、膝を曲げる

    股関節と膝を軽く曲げるだけで、機械の重さや振った時の負担を腰の前で緩和することができます。

  • 頭から骨盤をまっすぐに

    頭、背中、骨盤までを一直線上にそろえた姿勢で動きます。背中が丸まらなければ、腰以外の筋肉も一緒に使って機械を支えることができます。
    股関節を曲げているので、上半身は軽く前に傾いているが、丸まってはいない状態が理想的です。

  • 機会をなるべくひきつける

    機械をなるべく体に密着させて操作すると、重心が身体に近づいて身体にかかる重さを軽くすることができます。

腰を守るための準備運動

腰に頼らない機械の扱いを身につけるために、背中と股関節の動きを改善しましょう。

背中の運動(座って行います)

(右側を動かす場合)

  1. 左手を右膝の外側に置きます。
  2. 右手は右耳の後ろに置きます。
  3. そのまま背筋を伸ばし、右側に体全体をひねって大きく振り向きます。
  4. 右の肩甲骨と背骨を近づけるイメージで、首まで一緒にひねるのがポイントです。

股関節の運動(立って行います)

  1. 股関節(足の付け根)に手を当てます。
  2. その手を挟み込むように、お腹と太ももを近づけて深く曲げます。
  3. この時、膝も少し曲げ、頭から骨盤まで一直線になるよう意識してください。
  4. 何度か繰り返して、股関節から曲げる動きを体に覚えさせます。

背中の回旋練習

  1. 先ほどの「股関節を曲げた状態」を作ります。
  2. その姿勢のまま、肘を後ろに引きながら左右交互に上半身をひねります。
  3. 腰から下は動かさず、上半身だけを大きく動かすイメージで行いましょう。

それでも痛みが取れない時は

セルフケアをしていても痛みや重さが出てくる場合は、全身の連動がうまくいっておらず、自力での改善が難しい状態になっているかもしれません。
毎シーズン腰を痛めてしまう方や、痛みが慢性化している方は、治療を受けてみることをお勧めします。

当院では、鍼治療と整体治療を組み合わせて、腰痛の治療を行っています。

鍼治療

背中や股関節の動きが悪い部分と関連するツボを選んで鍼を打ちます。

腰に負担のかかる動きをさせてしまっている筋肉の緊張のバランスを調整するように治療していきます。
こういった腰の痛みは、末端の緊張が影響することもあるので、手や足の先からアプローチしていくこともあります。

整体治療

腰に負担のかからない動き方を安定して行えるように、可動域と力の入れ方を調整します。
実際に機械を振って、痛みの出ない動きを自分で出来ることが大切なので、軽く力を入れてもらい、関節運動をしながら治療をします。
無理やり身体をひねったり、痛みを与えるように押し込んだりはしませんのでご安心ください。

まとめ

農作業は時期によって内容も変わりますが、草刈りのタイミングで痛めた腰を放置すると、その後の作業すべてに影響が出てしまいます。 治療で快適に動けるようになると、作業効率も上がり、年間を通して元気に動けるようになります。

「いつもこの時期は痛くなる」
「すでに痛みがある」

という方は、ぜひ準備運動を取り入れてみてください。
もし改善しない場合は、我慢せずにいつでもご相談ください。

山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平

ご予約はこちらから
https://rsv.karutekun.com/salons/wp5w68yyod

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次