皆さん、こんにちは。
山梨県甲斐市、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「椅子から立ち上がる時に膝が痛む」
「階段の上り下りで膝が痛い」
こうした経験はありませんか?
日常生活の中で膝の曲げ伸ばしをする機会は非常に多く、そこに痛みが出てしまうと、あらゆる場面で苦痛を感じてしまうかと思います。
しかし、「歳のせいかな……」と諦めないでください。
踏ん張る時の膝の痛みは、その仕組みを理解して適切に対策することで、快適に動ける状態を取り戻せる可能性があります。
今回は、踏ん張る時の膝の痛みの原因と対策について詳しくお伝えします。
力を入れた時に起こる膝の痛み
立ち上がりや階段の上り下りなど、膝に力がかかる際、膝関節を支えるために周囲の筋肉や靭帯といった組織には大きな負担がかかります。この負担が一部に集中してしまうことが、痛みの引き金となります。
具体的に、どのような組織に負荷がかかっているのかを見ていきましょう。
膝に負荷がかかる主な組織
- 筋肉
膝を伸ばす大腿四頭筋や、外側から支える靭帯と繋がる筋肉、さらにもも裏(ハムストリングス)やふくらはぎなど、関節を支えるための筋肉が疲労し、痛みに発展することがあります。 - 関節
軟骨がすり減っていたり、関節に変形があったりする場合、その箇所に負荷が集中しやすくなり、痛みが出ます。 - 靭帯
膝が過剰にねじれたり、横にずれたりしないよう止めてくれている組織です。
一方向に偏った負担がかかり続けたり、過去の怪我が影響したりすることで痛みが起こります。 - その他の軟部組織
関節周辺にあるひだのような組織や脂肪組織などが炎症を起こすと、曲げ伸ばしの際に関節の隙間に挟まってしまい、痛みや引っかかり感が出ることがあります。
膝に負担が集中してしまう原因
膝に痛みが出る人と出ない人の違いは、膝以外の関節がうまく動かせているかどうかにあります。
膝に痛みを感じる場合、本来は体全体で受けるべき負荷を、膝だけで受けてしまっている可能性が高いのです。
通常、立ち上がりや階段で踏み出した足にかかる体重は、股関節・足首・背骨などの関節に分散され、クッションのように吸収されます。
しかし、他の関節がうまく働かないと、そのすべての負荷が膝へと集中してしまいます。
よくある負担のかかる動き方
- 膝を伸ばす力だけで動く
お尻やもも裏の筋肉を使えていないと、前側の筋肉の力だけで膝を思い切り伸ばそうとしてしまい、筋肉のついているところや靭帯などに負荷が集中します。 - お尻に力が入らず体重を支えられない
お尻の筋肉が働くと股関節が安定しますが、力が入らないと関節がグラつき、膝がねじれるような負荷に繋がります。 - つま先・かかとへの体重の偏り
どちらか一方に体重が乗りすぎると、その負荷が逃げ場を失い、膝へ移動してしまいます。 - 背中の丸まり
「胸郭」という背骨や肋骨で作られた部分が硬くなると、背中が丸まり、重心が前へ移動します。
すると股関節や足首の動きが制限され、結果として膝周りの組織に負担がかかります。
膝の痛みを解決するには
痛みを感じている膝だけを見ていても、他からの影響を取り除かなければ負担はかかり続けます。
膝の負荷を抑えるには、他の関節が連動して安定して動き、「膝だけが頑張っている状態」を抜け出す必要があります。
そのためには、以下のポイントが重要です。
- 筋肉が動きを邪魔しない柔らかさがあること
- 関節を安定させる正しい力が入れられること
- 膝以外の関節をタイミングよく動かせること
- 上半身を含めた姿勢を改善し、スムーズな体重移動ができること
しかし、ご自身で問題点を把握し、改善していくのは実際には難しいものです。
我慢を続けると痛みが悪化したり、かばった動きが習慣化して他の場所を痛めたりすることもあります。
もし「足を踏み込むと膝が痛む」とお悩みであれば、専門的な治療を受けることをお勧めします。
当院では鍼治療と整体治療を組み合わせ膝の痛みの治療を行います。
鍼治療
膝に直接打つだけでなく、負担の原因となっている「骨盤周り」「ふくらはぎ」「背中や手」など、全身の連動性を回復させるポイントを狙います。筋肉の硬さや動きの悪さの原因を解消します。
整体治療
関節がスムーズに動くよう優しく調整し、力の入りにくい部分には軽い抵抗運動を取り入れながら、正しく力が入る状態へ誘導します。
筋肉をただ緩めるだけでなく、膝を守るために正しく力が入るようにすることが重要です。
最後に
膝は「加齢」のせいにされやすい場所の代表格です。
しかし、全身をうまく動かせるようになれば、長年悩んでいた痛みから解放され、元気に動き回れるようになった方をたくさん見てきました。
たとえ軟骨のすりへりや変形があったとしても、動きを改善することで楽になるケースは少なくありません。
痛みを我慢して長期間引きずってしまう前に、お気軽にご相談ください。
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平


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