皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
4月に入り、新年度が始まりました。
引越しや転勤、入学、入社など、生活サイクルが一新される方も多いのではないでしょうか。
この時期、自分には直接関係がないという方でも、なぜか襟を正すような気分になりますね。
新シーズンが始まる4月に、毎年急増する症状が「肩こり」です。
中には、社会人デビューと肩こりデビューが同時にやってきて、そこから数十年……なんて方も多くいらっしゃいます。
肩こりは慢性的に抱えて諦めている方も多いですが、4月はその肩こりが悪化することも少なくありません。
そこで今回は、座ってできる肩こり対策のストレッチと、原因の解消法をお伝えします。
4月の環境の変化について
4月は新年度の始まりです。人によって変化は様々ですが、
誰もが少なからず4月という時期に調子が悪くなりやすい状態になっていることが多いです。
- 新社会人の方
これから「仕事」として、今までの経験以上のボリュームで「何かをしっぱなし」ということが増えることになります。
座りっぱなしのデスクワークや、長時間運転、休みのない肉体労働での作業など、決まったことを長時間・長期間やり続ける毎日が続くことになります。
学生時代よりも色々なことをしたり運動する量が減ったりと、同じところに負荷がかかり続ける生活が始まり、限界を迎えてしまうことがあります。 - すでに働かれている方
多くは20代から60代ぐらいの方だと思います。
ご自身が新生活というわけではなくても、職場に人の出入りがあったり、年度の区切りで新しい仕事が始まったり、人によっては教育を任されたりすることもあるでしょう。
また、ご家族の引越しや入学などが重なるので、身の回りでは少なからず環境の変化が起こっている方が多い時期になります。
ご自身で不快に感じていなかったとしても、体や精神にはストレスがかかりやすい時期なのです。
なぜ4月に肩こりが増えるのか
この時期には、生活環境の変化に加えて、以下のような要因が重なって肩こりに発展してしまうことがあります。
- 精神的な緊張
新しい環境にさらされている方は、そこでの環境に慣れないといけない、新しいことを頑張らないといけないという精神的なプレッシャーも大きくなります。
こういった緊張が肩を引き上げたり、浅い呼吸を作り出したりして、肩こりに発展しやすくなります。 - 寒暖差や気圧の変化
4月は日中の暖かさと朝晩の冷え込みの寒暖差がまだまだ大きい時期です。
加えて、毎日の気温や気圧の乱高下も大きくなります。
人間の体には温度差が大きくても体温を一定に保つ機能がありますが、この時期の気温差や気圧差によって自律神経が調節疲れを起こし、慢性的な疲労感や緊張感を起こしやすくなります。 - 花粉症の影響
花粉症の方は、鼻をすすったり、鼻詰まりで鼻呼吸ができなくなっていたり、目の炎症で眼精疲労が進んだりと、首や肩が悪化しやすい状態にあります。 - 3月の疲労の延長
3月の方が忙しかったという方もいらっしゃるかと思います。
年度末の残業続きや引越し、異動など、4月に向けての準備で疲弊している場合は、そのまま回復しきれずに4月に限界を迎えてしまうこともあります。
4月の肩こりに効果的なストレッチ
特に4月は、自律神経の調節がうまくいかず呼吸が浅くなったり、筋肉の緊張が抜けにくくなったり、それによる血行不良で肩こりが悪化しやすくなります。
今の時期は、一般的な対策として首や肩を伸ばすだけでなく、呼吸やそれに関する場所にアプローチしていくのがポイントです。座ってできるストレッチを3つご紹介します。
各30秒、痛気持ちいいぐらいの強さでゆっくりと伸ばしてあげてください。
1. 親指のストレッチ
手をまっすぐ前に伸ばし、手のひらを上に向けます。反対の手を下から回して親指を持ち、外側に開くように引きながら伸ばしていきます。 親指の付け根は胸の筋肉とつながっているので、ここの緊張を緩めて胸を開くと呼吸がしやすくなり、肩の緊張が緩和されます。
2. 脇・横腹のストレッチ
右側を伸ばす場合、両手を組んで真上に伸びをします。そのまま右側の腰に体重をかけ、上半身は左側に倒し、右の脇を伸ばします。 脇から横腹が伸ばされて緊張が緩和すると、背中の丸まりを防ぎつつ肋骨の下側が開かれるので、呼吸を深くすることができます。
3. 背骨・お腹のストレッチ
首の後ろで手を組んで、肘をなるべく頭より高く上げます。上を向いて背中を大きく反らせます(椅子の背もたれを突っ支い棒にしても構いません)。 胸椎という背骨を反らせながらお腹を伸ばすと、お腹も一緒に使った深い呼吸ができるようになり、背骨を柔らかく動かせるようになることで自律神経も安定しやすくなります。
セルフケアで改善しない場合は
もしもストレッチで緩和してもすぐにつらくなる場合や、あまり効果を感じない場合は、ご自身では対処しきれないような他の部分からの影響を受けていたり、効果が出せるほどしっかりと関節を動かすことができない状態になっていたりする可能性があります。
その場合は、我慢して耐えるより、治療を受けてみることをお勧めします。
当院では鍼治療と整体治療を組み合わせて、この時期に起こりやすい肩こりに対しても治療を行っています。
鍼治療
呼吸を深くするためのアプローチだけでなく、花粉症や肩の緊張とつながる部分の緩和、背骨などの関節を動かしやすいように症状と原因の両方を治療します。
また、東洋医学の考え方では、こういった時期特有の不調は血液や水分の循環が邪魔されて停滞し、肩こりを起こしやすい時期として古くから治療されてきました。
こうした目線からも検査をし、治療を行います。
整体治療
深い呼吸をするために、背骨や肋骨、肩甲骨周りが大きく連動して動くように優しく動かしていきます。
また、肩こりを悪化させる背中の丸まりや腕のねじれを取り除いたり、負担のかからない姿勢を維持できるように力の入り方を調整します。
バキバキと鳴らすような施術ではなく、優しい関節運動や軽い力加減の運動を交えて治療します。
最後に
4月は心身ともに緊張感が高まる時期です。
「まだ我慢できる」
「今月だけ頑張ろう」
と無理をしてしまうと、慢性的な肩こりや5月病につながっていきやすくなります。
忙しい時期ではありますが、ご自身の体をいたわる時間を少しでも取ってあげるだけで、休日なども楽しめるようになっていきます。
もし、少しでも体に異常を感じ始めましたら、お早めにご相談ください。
山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平


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