首や背中の痛み、強烈な息苦しさの改善事例 眠れないほどの苦痛をどうやって解決したのか?

この記事では、首から背中に痛みがあり、息苦しさで眠れなかった方が改善していくまでの実例を解説しています。
この患者さんの症状は、身体の筋肉の緊張バランスと呼吸の改善によって解決することができました。
症状の原因や改善までの経緯をご紹介します。

皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

  • 首が詰まって動かせない状態が続いている
  • 首の張りが気になって楽な姿勢が見つからない
  • 肩の張りから息が苦しくなり、うまく寝付けない

このページは、このような方のお役に立てるかもしれません。

首や肩の張りがあまりにも強くなると、ただの肩こりとは呼べないような体調不良につながることがあります。
肩こりだけでも十分つらいものですが、悪化して痛みや吐き気、頭痛などいろいろな症状に発展すると、一日を元気に過ごすことができずに憂鬱になりますよね。

今回ご紹介する患者さんも、楽な姿勢がなかなか見つからず、重だるさと動きの悪さ、息苦しさが常に付きまとう状態でした。
息苦しさから眠れなくなって疲れも抜けず、気分も落ち込んでくる、そういった症状で苦しんでいた方でした。

目次

【40代男性】来院までの経緯

山本さん(40代男性)

  • 立ち仕事が多め、デスクワークもあり
  • 家族の農業の手伝いも行う

この患者さんは、私が以前勤めていた治療院で診させていただいていた患者さんです。
以前はぎっくり腰や腕のしびれで治療をして、すっかり改善しました。

治療を卒業してしばらく調子よく過ごされていたのですが、強烈な首から肩の張り、腰痛、吐き気、頭痛、そして息苦しくて夜も眠れないという症状を抱えて来院されました。

ご本人が自覚する原因としては、突発的な忙しさと急激な強いストレスによって精神的にも余裕がなくなり、運動する習慣があったのに全く運動もできず、首がどんどん動かなくなっていったとのことでした。

実際に身体の状態を確認したところ、首は上を向いたり振り向いたりする動きで痛みがあってほとんど動かず、身体の前側の緊張がとても強くなり、背中に力がうまく入っておらず、呼吸が浅くなった状態から抜け出せなくなっていました。

不調の原因

ストレスで呼吸が浅くなることによる身体の緊張と体調不良

人間は強い不快なストレスを受けると、防御反応で身体を丸めるように緊張します。
突然大きい音がしたり、死角から驚かされてびっくりしたときを想像してみてください。
全身が一気にこわばって肩をすくめ、息が止まって丸まるような体勢になりますよね。
不快に感じるストレスが継続してかかったときも、身体は同じようにこわばり続けてしまうんです。

山本さんも強いストレスを受けてお腹の緊張が強くなり、肩を引き上げるような浅くて早い呼吸になってしまっていました。

こうした状態になると、身体は交感神経が優位になり、肩の筋肉が緊張します。
さらに呼吸が浅くなったことで酸欠状態を起こし、それがさらに緊張が強くなってストレスの影響を受けやすくなって、気分が落ち込んだりしてしまいます。

筋肉の緊張の強さと強いストレスの自覚でうまく寝つくことができず、不眠の状態になり、疲れが抜けずにさらに悪化していくといった悪循環に陥ってしまっていました。

元々ハキハキと喋るかなり元気な方だったのを知っていたので、久しぶりにお会いして別人のように覇気がなかったのをよく覚えています。

背中の力が入らなくなっていた

身体の前側の緊張が強くなると、反対に背中の筋肉の力が入らなくなってしまいます。
特に、背骨を起こしたり、肩甲骨を背骨に寄せたりする筋肉に力が入りにくくなります。

こうなってしまうと、身体が丸まった体勢から身体を起こすことができないので、先ほど説明した肩の緊張や呼吸が浅くなるなどの悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

山本さんへの治療内容

呼吸をしやすい身体作り

腹筋や横隔膜の緊張が強く、肋骨や鎖骨がほとんど動かなくなってしまっていたので、まずは全身の緊張を解くことから始めました。
身体の反射を利用して緊張を解く整体施術を行い、無意識な力の入れっぱなし状態から脱力状態を作れるように誘導していきました。

お腹を緩める

呼吸をするときに大きく動くことが重要な横隔膜の緊張を緩め、肩を上げての呼吸を防ぐために、手足にあるツボを狙って鍼治療を行いました。
鍼を抜いた後は「お腹が膨らんで息が吸いやすくなった」とおっしゃっていました。

背中を起こす筋肉を刺激する

肩甲骨を背骨に引き寄せる筋肉や、頭を後ろに引く筋肉を刺激して、丸まった姿勢を起こせるように調整をしました。
全身に力を入れて良い姿勢を維持するのではなく、脱力していても身体が倒れないように、自然と身体を起こす深部の筋肉を使えるようにすることが重要になります。

治療継続後の変化

当初は体調も悪く眠りも浅い状態だったので、まずは長く眠れる状態になるまでは間隔を詰めて治療をしていきました。

治療3回目の時点で息苦しさはなくなり、以前と同じくらいの睡眠時間が取れるようになっていきました。

治療4回目で首の動かせる範囲は一般的な正常なレベルにまでなり、痛みの程度も主観的な感覚では2割くらいになったとのことでした。

その後は、首の可動域を維持しつつ背中の動きを広げる治療と、筋肉の緊張のバランスを調整する治療を続けます。

途中、田植えでの腰の違和感なども起こりましたが、それも合わせて治療しつつ、2週間、3週間と間隔を広げ、現在は1ヶ月間隔が空いても痛みや動きの悪さがなくなり、快眠を維持できている状態です。

表情もとても明るくなり、以前と同じように習慣だった運動も再開して、調子よく過ごすことができています。

首や背中の痛み、強烈な息苦しさがあった山本さんの声

Q:何が決め手で当院を受信されましたか?
A:以前からお世話になっており、ホームドクター的な存在の先生に引き続き診ていただきたいと思い受診しました。

Q:どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
A:首、腰、股関節。首の痛みから背中の上が全く動きませんでした。

Q:実際に受診されて良かったことをお書きください。
A:動かないところが動けるようになり、痛みが緩和してきました。お話が面白いので毎回楽しみな時間です。

このようなお声をいただくことができました。

奥様からも「当初はうつ病のように暗い表情でとても心配だったが、いつもの陽気な状態に戻って安心した」と言っていただくことができました。

現在は間隔を広げながら、ハードな農作業での負担をケアしつつ、トレーニングのアドバイスなどを並行して、より疲れにくい状態を目指しています。

まとめ

今回は、首や背中の痛み、強烈な息苦しさでお悩みだった山本さんの改善事例をご紹介しました。
今回のポイントをまとめます。

  • 強いストレス状態は身体の緊張と密接に関係する
  • 強烈なストレスによって呼吸を浅くし、身体のバランスを崩して痛みや体調不良につながることがある
  • 強いストレスは身体を丸めさせて背中の動きを悪化させ、呼吸を浅くさせる
  • リラックス状態を作り、呼吸を深くすることで身体を動かしやすくなる
  • 良い状態を長期間維持するためには、背中を起こした状態で維持するための筋肉を使えるようにすることが重要

山本さんのように、体調が悪くなるほどの身体の不具合も、順序立てて治療することで確実に回復に向かいます。

身体と精神状態は密接に関係しています。
強いストレスが、いまお悩みの症状を長引かせている可能性も少なくありません。
ストレスが強く、身体の不具合が続いているという方は、我慢を続けずに専門的なアプローチを取り入れることが大切です。

不調の悪循環から抜け出せなくてお困りの方も、まずは一度お気軽にご相談ください。
一日も早く快適な生活ができるよう、全力でお手伝いをさせていただきます。

院長 境田涼平

この記事の監修者

院長 境田 涼平

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

スポーツトレーナーとしてキャリアを始め、Jリーグチームの育成年代でトレーナーを経験。その後、根本的な改善を目指す治療の道に進み、3つの国家資格を取得しました。治療に携わって10年以上、完全自費だからこそできる、お一人おひとりの身体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

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ひびきが丘鍼治療院 院長 境田 涼平

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