腰痛で病院に行ったら側弯症といわれた・・・腰の痛みはどうやって解決するのか?

この記事では、側弯症があり、腰に痛みを抱えている方が痛みを解決する方法を解説しています。
結論から言うと、筋肉で腰を支え、負担を補う他の部分の可動域を確保することが重要になります。
前後左右で偏ってかかってしまう腰への負担を他の関節で分散させつつ、その関節や腰を筋肉で守ってあげることで、側弯があっても痛みに発展するのを防ぐことができます。
側弯症の仕組みと痛みの原因について解説していきます。

皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

「腰が痛いので病院に行ったら側弯症と言われた」
「元々腰痛があり、背骨が曲がっていると言われてから気になっている」

側弯症という背骨が曲がってしまった状態で、腰痛は良くなるのかとご相談を受けることがあります。
背骨が曲がってしまっていて左右で歪んでいるとなると、これからどうなってしまうのか、非常に不安になりますよね。
程度にもよりますが、曲がった状態であったとしても、痛みなく生活ができるようになる可能性は十分にあります。
今回は側弯症についての説明と、腰の痛みをどうやって防ぐのかをお伝えします。

目次

側弯症とは?

側弯症(そくわんしょう)というのは、背骨が身体の正面から見て横に曲がってしまっているような状態を言います。
そして、この側弯はいくつかの種類に分類することができます。

機能性側弯症

これは何か原因があって一時的に起きている側弯の症状になります。
例えば腰のヘルニアや坐骨神経痛、強い打撲など、一時的に何か突発的な症状があり、その痛みから逃げるために身体を傾けているような状態になります。
これは身体の中の強い痛みがなくなれば、痛みから逃げる必要もなくなるので自然と回復していきます。

構築性側弯症

これは背骨のねじれを伴った側弯を起こしている状態です。
曲がりの程度にもよりますが、完全に真っ直ぐに戻すのは非常に難しいと言われています。
そして、この中でもいくつか分類をすることができます。

特発性側弯症

8割以上がこの特発性側弯症に分類されると言われていて、そのほとんどは原因が不明と言われています。
ほとんどの場合が思春期のうちに発症して徐々に進行していく傾向があると言われています。
原因不明とは言われますが、身体の偏った使い方や傾いた姿勢と身体の成長過程が重なって進行していくことで悪化していく可能性があります。

その他の原因が分かる側弯症

これは生まれつきの骨格の異常や遺伝的なもの、あるいは骨や神経、筋肉などの様々な疾患が由来しているものになります。

側弯症というのは、成長の段階や側弯の角度によって、専用のコルセットをつけるか手術をするのか、整形外科ではある程度の基準が設けられています。
しかし、曲がっている角度が浅い場合は症状も比較的軽く済む場合が多いので、そのまま経過観察になることが多いです。

大きなくくりで見ると症状は非常に軽いのかもしれませんが、ご本人にとっては見た目上で気になったり、地味(軽微)であったとしても痛みやしびれなどが日常的な不快感や不便さを生むことにもつながってしまいます。
こういった場合は治療院での治療や、生活習慣の改善、リハビリなどが重要になります。

側弯症と腰痛の関係

側弯症をお持ちの方は、腰痛も同時に抱えている方が非常に多いです。
単純に身体の左右の歪みがあるからというのも理由としてはありますが、特に腰を痛めやすい理由もあります。

身体が全体的に傾きがあって曲がっていたとしても、背中や肩などは肋骨や鎖骨など、骨での立体的な支えが背骨以外にあります。
しかし腰は、腰椎という背骨と筋肉しかない状態になります。
他の部分と比べると非常にグラグラと動きやすいので、その分、関節や筋肉への負担が大きくなりやすいといった理由があります。
腰を支える筋肉の部分的な負担が大きくなって筋肉が疲労して痛くなる場合や、背骨の関節(椎間関節)が圧迫されて痛くなる場合などがあります。

腰の負担をなるべく避けながら、他の部分を大きく動かして、なおかつ腰が動きすぎないように筋力で補うといった安定感が必要になってきます。

側弯症で起こる腰痛の原因

筋肉の緊張のバランス

前後左右で筋肉の緊張のバランスが悪くなると、一方は丸まった状態、一方は反った状態、筋肉が伸びた状態、もう片方は縮こまった状態と、非常にアンバランスな状態で固定されてしまいます。
使いやすい筋肉は力も常に入りやすくなるので、その使い方が偏った状態が長期間続くと、痛みが出る部分にはさらに大きな負担がかかり続けることになります。

関節の動きの悪さ

前後左右で背骨の傾き、ねじれがある影響で、関節に動きにくい部分が出ます。
動きが悪くなった関節は徐々に意識的に動かすことが難しくなり、その周りの靭帯などの組織や筋肉などの負担が大きくなり、関節が圧迫されて痛みが強くなることがあります。

偏った動かし方

人間は利き手や利き足があるので、左右均等に完全に身体を動かすことはそもそもできませんが、側弯が強い方は特に動かしやすいところと動かしにくいところの差が大きくなるので、無意識的に使いやすい動きを多用してしまうことが多いです。

お腹の緊張

背骨の曲がりやねじれは、内臓の機能にも影響することがあります。
物理的に肺が圧迫され、呼吸が浅くなってしまったり、内臓が圧迫されて消化吸収やお通じに影響が出たりすることもあります。
内臓の機能に異常が起こると、神経のつながりで腰や背中に緊張や痛みが出ることがあります。
また、内臓を包む膜が緊張することでお腹自体も硬くなり、動きを制限して腰痛を悪化させることにもつながりやすくなります。

歪みを支える安定感がない

通常の方に比べて側弯がある方は、身体の歪みが大きくなりやすいです。
歪みがある状態で安全に身体を動かすには、その関節を支える筋肉の強さや安定感が必要になります。
関節を安定させる筋肉にうまく力が入っていなかったり、かかってくる負担が大きすぎてうまく支えることができなかったりすると、周辺の筋肉や関節を痛めることにつながりやすくなります。

側弯症があっても腰痛を防ぐ方法

側弯症がある方が腰痛を防ぐ方法をご紹介します。

筋肉のバランスの改善

力が入りすぎている筋肉や伸びが悪くなっている筋肉と、うまく力が入らず関節を支えられなくなっている筋肉の緊張のバランスを改善していくことが大切です。
テントの骨組みが骨格だとすると、その周辺のワイヤーは筋肉になります。
骨が若干曲がっていても、ワイヤーがある程度均等に引っ張って支えてあげれば、多少曲がりがあっても骨を支えることができますよね?
この状態を目指していきます。

関節の動きの改善

動きが悪くなっている関節をうまく動かせるように調整していくことが大切です。
側弯がある時点である程度限界はありますが、筋肉の緊張を強くしたり、特定の関節に負担をかけすぎないような可動域が必要になります。
腰だけでなく、股関節や肩甲骨、足首など、痛む場所や動きによってポイントは様々です。

お腹の緊張を緩める

お腹の緊張を緩めることで、内臓の機能が回復したり、骨盤や肋骨の動きが回復して身体を動かせる範囲が大きくなったりします。

胸郭を動かす

胸郭というのは、背中の背骨(胸椎)と肋骨や鎖骨を指します。
胸郭が硬くなることで、その分腰が頑張って動かなければいけなくなり負担が大きくなりやすいですが、胸郭を動かしていくことで腰への負担を分散させることができるようになります。

腰や肩甲骨の安定感を高める

腰や肩甲骨は身体の中でも非常に不安定な部分になります。
こういった不安定な部分がグラグラとした状態のまま身体を動かし続けてしまうと、筋肉や関節への負担がより大きくなります。
関節を支える身体の奥深くの筋肉を刺激して安定感を高めてあげることで、動いた時の痛みが出にくくなります。

まとめ

側弯症の曲がり方やねじれ方によって、解決すべきポイントはさまざまになります。
しかし、たとえ側弯があったとしても、周辺の筋肉や関節でうまく補うことで、身体が痛くない状態で生活することは可能になります。

しかし、ピンポイントで原因を特定し、そこを改善していくというのは、お一人で考えて行っていくには非常に難しいものです。
長期間、側弯症による慢性的な腰痛でお悩みを抱えている場合は、専門家に相談し、治療を受けてみることをおすすめします。

当院でも鍼治療と整体治療を組み合わせ、側弯症で起こる症状に対して治療を行っています。
鍼治療を行い、身体の深い部分の緊張や身体の連動の回復、内臓機能の調整などを行い、整体治療で関節の負担を防ぐ安定感を高めていく治療を行います。

側弯があること自体は変えることはできない可能性がありますが、痛みや身体の不調などの症状は取り除いて、快適に生活できるようになる可能性は十分にあります。
自分では原因の特定も難しく、お一人で解決するのは非常に難しい症状になりますので、もし長期間お悩みがある場合は、治療を受けてみてください。
一緒に解決していきましょう。

院長 境田涼平

この記事の監修者

院長 境田 涼平

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

スポーツトレーナーとしてキャリアを始め、Jリーグチームの育成年代でトレーナーを経験。その後、根本的な改善を目指す治療の道に進み、3つの国家資格を取得しました。治療に携わって10年以上、完全自費だからこそできる、お一人おひとりの身体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

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ひびきが丘鍼治療院 院長 境田 涼平

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