草取りを楽にするにはどうすればいい? 腰に優しいしゃがみ方を解説

この記事では、草取りで腰を痛めないためのしゃがみ方を解説しています。
腰に負担をかけずに草取りを続けるためには、股関節を中心にしゃがむ姿勢を取り、上半身を丸めないことが重要になります。
腰の筋肉への負担を最小限にしたしゃがみ方をすることで、時間が長くなっても腰を痛めずに作業を続けられるようになります。
腰の痛みの原因と具体的な動かし方を解説します。

はじめに

皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

「草取りを頑張って続けてから、腰が痛くなってしまった」
「しゃがんでいると腰がすぐ痛くなるので、家の草取りが思うように進まない…」

こういったお悩みはありませんか?

まだまだ暑い日が続いていますね。
今年は去年に比べると雨も降っているので、畑をされている方は助かっていることかと思います。
連日、雨天が続き、晴れの日は暑い日が続いていると、雑草がどんどんと伸びていきますよね。

「夏は時間ができたので、畑や家の周りの伸びている草を取ろうと外に出て作業を始めたら、だんだん腰の痛みが強くなり、長時間座っていられなくなってしまった…」

このように草取りで腰を痛めてご相談に来る方が、この時期は多くなります。
やらなければいけない作業なのに、休むと草がどんどん伸びてきて次の作業がまた大変になってしまうので、もどかしさや焦る気持ちがあるかと思います。

しゃがんで作業をするときの腰の痛みは、腰の負担を減らしながら行うためのコツがいくつか存在します。
今回は草取りを楽にするために、腰に優しいしゃがみ方をご紹介します。

目次

草取りによる腰の痛み

草取りで長時間しゃがんでいる間に起きる腰痛は、主に腰の筋肉に負担がかかり続けて痛みが出ている状態です。

しゃがんでいる間、腰の筋肉が常に引っ張られた状態で、身体が前に倒れ込まないように力を入れて支えてくれている状態になります。
この状態が長時間続くと、筋肉の血流が悪化して酸欠状態になり、腰の筋肉に痛みを感じるようになります。

腰の負担を強くするしゃがみ方

しゃがんでいる時間が続いたときに腰痛を感じる方は、しゃがんでいるときに腰に負担をかけやすい姿勢になっている可能性があります。
腰に負担をかけやすいしゃがみ方をいくつか紹介します。

膝をつかない

両足のつま先だけで身体を支えてしゃがみ続ける、キャッチャーのような座り方になります。
短時間であれば良いですが、長時間この姿勢を維持するためには、ふくらはぎや太ももの筋肉に大きな負担がかかります。
この足の筋肉の緊張が、腰との引っ張り合いを起こし、腰痛につながりやすくなります。

頭が下がっている

草取りは下を向いてする作業です。この時に頭が下に落ち込み、真下を見ながらの作業になると腰に負担がかかります。
腰の筋肉は、実は後頭部から骨盤に向けて一直線についている筋肉もあります。
頭が下がった姿勢は、この筋肉が強く引き延ばされる形になるので、頭の下がりすぎは腰に負担をかけます。

腕を遠くに伸ばしすぎている

細々と移動するのが疲れるので、足をあまり動かさずに、手の届く範囲は少し遠くても手を伸ばして作業してしまうこともあるかと思います。
実はこの時、腕を遠くに伸ばすと、腕の重さを支えるために腰の筋肉に大きな負担がかかっています。
腕は遠くに伸ばしすぎず、ある程度近い距離感で作業した方が腰への負担が小さくなります。

手に力が入りすぎている

土が硬いところで草取りをするとなかなか抜けないので、力を込めて引っ張ることもあるかと思います。
手の筋肉に強い緊張が起こると、それに合わせて腕や背中の筋肉なども連動して力が入ります。
強い力で引っ張りを続け、手が緊張してくると、背中や腕の動きも少しずつ悪くなっていき、それを補うために腰の負担につながっていきます。

痛みを防ぐしゃがみ方のポイント

次にしゃがんで作業をするときに、どうすれば腰を守れるのか、いくつかのポイントを紹介します。

股関節を大きく曲げる

股関節が大きく曲がらず、後ろ側に体重がかかった状態でしゃがみ続けていると、その姿勢を維持しているだけでも腰の筋肉が強く引っ張られ続けます。
また、膝の裏が強く圧迫されるので、太ももが辛く感じてきたり、足がしびれてきてしまう場合もあります。
股関節が大きく曲がることで、腰の丸まりすぎを防ぐことができます。

顎を引く

頭の位置は腰から背中にかけての延長線上に乗っかるイメージを持ちます。
しゃがんでいる時は、重力に任せると頭が下に下がってしまいますが、顎を引いて背中から首をまっすぐに保つ方が、腰の負担を小さくすることができます。

作業はなるべく身体の近くで

手を目一杯伸ばさず、ある程度距離感に余裕がある状態で草取りをすることで、腰に大きな負担がかかるのを防ぐことができます。
下を向く拍子に頭が下がりすぎないように注意です。
遠い場所には無理して腕を伸ばさず、一度立ち位置を変えてから作業を再開してみてください。

片膝をつき、お腹をつける

片方の膝を地面につけて、反対の膝を立てます。
立てた足の太ももとお腹をくっつけるように前に体重を預けてみてください。
上半身の重さを足に預けつつ作業をすることができるようになります。
長時間同じ方向でやりすぎると左右非対称な腰への負担になりますので、左右交互に切り替えたり、時々立ち上がったりとリセットをすることを忘れないようにしてください。

作業をなるべく短時間で終わらせる

しゃがみ方が良くなったとしても、同じ姿勢での作業は少なからず腰への負担になります。
長い時間のしゃがみ作業が辛いという方は、どれぐらいで腰が痛くなってくるのかを覚えておくといいと思います。
その時間よりも少し早く作業自体を切り上げて休憩をし、それから再開をした方が、痛みなく作業を続けられる時間は長くなります。
可能な場合は、草取りをしたい場所に軽く水をまいてから作業を始めると草が抜けやすくなり、作業の効率が上がります。

まとめ

草取りで座っている間に起こる腰痛は、腰の筋肉が引っ張られ続けることによって起こる痛みです。
腰の筋肉が引き伸ばされている状態を長く続けないように、座り方を工夫することで、腰に痛みを感じずに作業できる時間が長くなっていきます。

草取りの作業をするときは、まずは1点でもいいので座り方を意識しながら作業をしてみてくださいね。

ただし、

  • しゃがんだ段階ですぐに痛みが出てしまう
  • 立ち上がった後の方が強い痛みを感じる
  • 痛みだけではなく、足のしびれも感じている

こういった症状がある方は、座り方を変えただけでは痛みが解決できない可能性があります。
他の痛みの原因や、ご自身での改善が難しい不具合は、無理をなさらず施術を受けて早めに解消してしまうことをお勧めします。

当院でも、身体全体の動かし方から腰痛の根本的な原因を検査し、鍼治療と整体治療でスムーズな動きを取り戻すお手伝いをしております。
「痛みのせいで作業が滞ってしまって困っている…」という方は、お気軽にご相談ください。

草はどんどん伸びてしまうので「とにかく急いで進めなければ」と思ってしまうかもしれませんが、腰を守りながら断続的に作業を続けた方が、効率よく元気なまま終わらせることができます。
暑い中の大変な作業ですが、草取りで気力を使い果たして疲れ果ててしまうのはもったいないですよね。

なるべく効率よく元気な状態で作業を終わらせて、他の農作業や空いた時間で自由な時間を元気に過ごしていただければと思います。

↓セルフケアはこちらでも紹介しています

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院長 境田涼平

この記事の監修者

院長 境田 涼平

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

スポーツトレーナーとしてキャリアを始め、Jリーグチームの育成年代でトレーナーを経験。その後、根本的な改善を目指す治療の道に進み、3つの国家資格を取得しました。治療に携わって10年以上、完全自費だからこそできる、お一人おひとりの身体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

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