天気が悪くなると必ず頭痛と肩こりが悪化する方の改善事例 どうやって解決したのか?

この記事では、天気が悪い日に必ず頭痛が起こってしまう20代男性の治療記録をご紹介します。
この患者さんの頭痛は、背中の動きの悪さと呼吸の改善によって解決することができました。
今では雨の日や台風の日でも、特に症状を気にすることなく生活することができています。
症状の原因や治療の内容をご紹介します。

皆さんこんにちは。 山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。

「天気が悪い日は頭痛がする」
「いつも肩こりがあり、ズキズキと激しい頭痛と、締めつけられるような頭痛、どちらも感じることがある」
「雨の日は痛み止めを毎回飲んでいる」

この記事は、このような方のお役に立てるかもしれません。

天気が悪い日は頭痛持ちの方にとっては、憂鬱な1日になることかと思います。
特に梅雨の時期は痛み止めを毎日飲んでいたり、気圧の急変に怯えながら生活している方は、ストレスも大きいですよね。
今回ご紹介する患者さんも、天気が悪い日は毎日頭痛が起こっていて、ぐったりと身体の調子が悪くなっている方でした。
治療での改善までの流れや、原因は何だったのかをご紹介していきます。

目次

20代男性、来院までの経緯

Jさん(20代男性):デスクワークと立ち仕事を半々で行う

この患者さんは元々偏頭痛持ちで、天気が悪い日は必ず頭痛が起こっていました。
そして慢性的な肩こりを常に抱えていて、特にデスクワークの翌日には締めつけられるような頭痛が起こっていたというのがお悩みです。

天気が悪い日は頭が働かなくなり、ぐったりしてしまうほどの頭痛や、肩こりがドーンと一気に重くなって苦しんでいました。
そしていよいよ耐えることができず、なんとかしようと思い当院を調べて来院されました。

Jさんの場合は、「緊張型頭痛」と「偏頭痛」の両方を症状として抱えていました。

緊張型頭痛とは

首や肩こりの症状が強くなり、頭に向かう血流が悪化することによって起こります。
頭を締め付けられるような、重たいような頭痛が特徴です。

偏頭痛とは

ストレスや自律神経の影響などにより、脳から出ている神経が過敏に反応してしまい、頭の中の血管が神経に刺激を与え、片側がズキズキと激しく痛むような頭痛が特徴になります。

頭痛・肩こりの原因とは?

Jさんの場合、主な原因は以下の通りでした。

1. 背中の動きの悪さ

通常であれば、首を動かした時は背中が連動して一緒に動くようになっています。
しかしJさんの場合は、首と背中が一緒に動かず、首だけで一生懸命に身体を動かしていました。運転中の振り向きの動きや、作業時に上を向いたりといった動きが、首に詰まり感を起こすような状態でした。
また、

2. 呼吸が浅い

背中の動きが悪くなり、丸まってしまった姿勢になることでお腹が圧迫され、息を深く吸うことができません。
そのため、肩をすくめながら一生懸命に息を吸うような、肩を使っての呼吸になっていました。

なぜ天気が悪い日に調子が悪くなったのか?

人間の身体は、耳の中の内耳という部分にある神経が、気圧を感知するセンサーのような役割をしています。
天気が悪くなり、気圧が急激に下がったことで、気圧のセンサーが過剰に反応してしまい、脳がそれをストレスと感じるようになります。

脳がストレスを感じると交感神経が活発になり、肩こりや筋肉の緊張から起こる頭痛や偏頭痛を悪化させるといった流れになります。

背中の動きと呼吸の悪化の影響

背中の動きの悪さと呼吸の悪化は、それによって起こる現象がお互いに干渉し合って、治りにくい状態になってしまいます。

首・肩の筋肉の血流の悪化

背中が丸まった姿勢が続くことで、肩や背中の筋肉は常に引き伸ばされた状態になってしまいます。
伸ばされた筋肉は力を抜くことができず、筋肉の中の血管が圧迫されていきます。
血流が悪くなると、筋肉が酸欠状態を起こし、重だるさや痛みにつながってしまいます。

背骨の動きが呼吸に影響する

本来、呼吸をするときは背骨からつながっていく肋骨が横に広がるように動いて、肺の下側が膨らむようにして呼吸をします。
しかし、背骨の動きが悪くなると肋骨もうまく動かすことができなくなります。

そして肺の下側が膨らまないので、肩の筋肉に力を入れ、肩を引き上げるような呼吸をしてしまいます。
そうすることで呼吸が浅くなり、筋肉の緊張も強くなってしまいます。

全力疾走をした後の肩の動きをイメージしてください。
ゼーゼーと激しく肩で息をしているのが想像できるかと思います。
ここまで激しくはありませんが、これと似たような状態になります。
常にこのような呼吸をしていると考えると、肩の力が抜けなくなるのは予想できると思います。

自律神経が乱れる

自律神経の乱れは、呼吸の浅さや背骨の動きが悪くなることで起こります。
背骨の横には交感神経という、自律神経の中の身体を戦闘モードに切り替える神経がびっしりと張り巡らされています。
背骨の動きが悪くなることで神経の伝達が悪化し、交感神経がさらに強く興奮するようになってしまいます。

交感神経が活発になると、以下のような状態になります。

  • 血管が収縮する
  • 呼吸が浅くなる
  • 筋肉の緊張が強くなる
  • 身体が痛みに敏感になる
  • 脳から出る神経に作用して偏頭痛が悪化する

こういった状態がお互いに干渉し合って、首や肩こり、頭痛の悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

Jさんへの治療内容

こういったつらい症状を持つJさんに対しては、鍼治療と整体治療を組み合わせて行いました。

まずは背中の動きを大きくする

特に、首と一緒に動く肩甲骨の間にある背骨(胸椎)の動きと、それに連動する手や腕のツボへの鍼治療を行いました。
その後、身体の反射を利用して関節の動きや筋肉の伸びを改善する、優しい刺激の整体施術を行いました。
これによって動きの悪かった背骨が動くようになり、力が入りすぎて抜けなくなっている筋肉の緊張が緩みました。

呼吸を深くする

呼吸をするときにうまく動いていなかった肋骨や、お腹とつながる手足のツボへ鍼治療を行いました。
背中や肋骨の動きを大きくすることで、呼吸が深くなりリラックス状態をつくることができます。
施術後は、息をするときに肩が引き上がる力が弱くなり、お腹を使っての呼吸もできるようになってきました。

良い状態を安定させる

治療2回目の時点で一度天気が悪い日がありましたが、その日は頭痛は起こりませんでした。
肩こりの自覚症状も弱くなっていて楽な感覚があり、客観的に見ても背中の動きは1回目の施術後と変わらず、非常に良い状態を維持できていました。

この状態を安定させるために、肩甲骨や背骨がデスクワークで動かなくなり、肩が張ってくるようなポジションにならないよう、軽く力を入れながら動かしていく治療を行いました。

治療継続後の変化

2回目の時点で自覚症状はかなり落ち着いていました。
客観的に見ても首や背中の動きは一般レベルに回復しています。

しかし、慢性的な症状というのは、脳が痛みを記憶していたり、間違った身体の動き方や姿勢を「いつもの正しい状態」と認識してしまっている状態なので、その認識を塗り替えていく必要があります。

絨毯についた家具の跡がなかなか消えないのと同じで、動き方や硬さが完全に変わるには時間がかかります。

まずは3ヶ月間、症状が楽になった状態を維持できるようになるのを確認し、間隔を徐々に空けながら治療を進めていきました。
4回目の間までは週に1度、それ以降は3週間、1ヶ月と間隔を広げて治療をしていきました。

現在では肩こりの症状も大きく改善し、途中に何度も天気が悪い日があり、台風が通過したりなどということもありましたが、天気の影響を受けて頭痛が出たり、ぐったりするような体調不良を起こすこともなく生活をすることができています。

慢性的な肩こりと天気が悪い日に毎回頭痛が出ていたJさんの声

Q:何が決め手で当院を受診されましたか?
A:家の近くでネットで調べたら出てきた。

Q:どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
A:肩こりと片頭痛。

Q:実際に受診されて良かったことをお書きください。
A:寄り添ってくれ、偏頭痛が改善してきたこと。

このようなお声をいただくことができました。

まとめ

今回は、慢性的な肩こりと、天気が悪い日に毎回頭痛が起こり、体調を崩してしまうJさんの改善事例をご紹介しました。

今回のポイントをまとめます。

  • 天気が悪い日は気圧が急降下し、身体がそれをストレスと感じて、頭痛や肩こりの悪化などの不調につながります。
  • 背中の動きの悪さ、呼吸の浅さ、自律神経の乱れが相互に干渉し合って、なかなか改善しない症状が起こる。
  • ストレスによって神経が過剰に反応を起こし、偏頭痛が起こる。
  • 筋肉の緊張が強くなると頭に向かう血流が悪くなり、締めつけられるような頭痛につながる。
  • 背骨の動きと呼吸を整えることで、血流や神経の働きが正常になり肩こりや頭痛の症状を改善することができる。
  • 良い状態を維持できるように身体の安定感を高めることで、治療の感覚を開けても良い状態を作り出すことができる。

Jさんのような慢性的なお悩みを持つ方も、原因を見つけ、計画的に治療を進めていくと思い症状も改善していくケースが非常に多いです。
慢性的な症状だからと諦める前に、原因を見直し、身体を整えるための治療を一度受けることを検討してみてください。

一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
一緒に改善していきましょう。

院長 境田涼平

この記事の監修者

院長 境田 涼平

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

スポーツトレーナーとしてキャリアを始め、Jリーグチームの育成年代でトレーナーを経験。その後、根本的な改善を目指す治療の道に進み、3つの国家資格を取得しました。治療に携わって10年以上、完全自費だからこそできる、お一人おひとりの身体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

院長の詳しいプロフィールはこちら →
院長 境田涼平

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院長 境田 涼平

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)

スポーツトレーナーとしてキャリアを始め、Jリーグチームの育成年代でトレーナーを経験。その後、根本的な改善を目指す治療の道に進み、3つの国家資格を取得しました。治療に携わって10年以上、完全自費だからこそできる、お一人おひとりの身体に合わせたオーダーメイドの施術を行っています。

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ひびきが丘鍼治療院 院長 境田 涼平

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