この記事では、ゴルフをすると股関節に痛みが出る方のための対策法をご紹介しています。
ゴルフでの股関節の痛みを防ぐためには、背中の動きと股関節周りの安定感を改善することが重要になります。
背中の回旋と、それを支える体幹やお尻の筋肉を正しく使えるようになることで、ゴルフ中に股関節を守ることができるようになります。
股関節以外の部分が重要な理由と解決方法を解説します。
はじめに
皆さんこんにちは。
山梨県甲斐市龍地にあります、ひびきが丘鍼治療院の院長、境田です。
「ゴルフをすると股関節が痛くなってくる」
「股関節に痛みが出てきて、最後までゴルフをプレーできない」
このようなお悩みはありませんか?
梅雨明けも近づき、ゴルフ場も連日満員と聞いています。
当院にもゴルフが趣味の患者さんはたくさんいらっしゃいますが、来院される中に股関節の痛みのご相談が多くなります。
股関節が痛くなってくると歩くのにも支障が出て、せっかくのゴルフを楽しめないばかりか、日常でも困ってしまうことも少なくありません。
実は、こういった症状は、股関節以外の動きも重要になっていきます。
今回は、ゴルフをすると股関節が痛む理由と、痛みなく続けるための方法をご紹介します。
なぜゴルフで股関節が痛くなるのか
主にゴルフで痛めてしまう時は、スイングの動作に問題があることが多いです。
スイングで大きく動くのは、胸郭と股関節です。
胸郭は、背骨と肋骨、胸骨で作られていて、鳥かごのような形をしています。

背中の背骨は大きく回旋する動きができるつくりをしていますが、肋骨があって立体的なので、ひねりの動きをしにくくなります。
股関節を痛める方は、この胸郭をひねる動きが硬く、出来なくなっている方が非常に多いです。
スイングの時に身体のひねりの運動の負荷を胸郭の代わりに股関節で強く受けてしまって、その負担が積み重なって徐々に痛みへ発展してしまいます。

股関節は前後左右に動かせる範囲が非常に大きく、自由の効く関節です。
特に、スイングの時は体重移動とひねりの動きが勢いよく行われるので、柔らかさと安定感が必要になります。
股関節は動ける分、他の関節の動きの悪さを積極的に補う形になってしまい、結果的に股関節の周辺が頑張りすぎて痛みが出てしまうことになります。
股関節の痛めやすい場所
前側
股関節の前側にある筋肉や、関節の前側を支える靭帯などを痛めてしまいやすくなります。
股関節は前側に曲げる(足を上げる)動きが一番大きく動かせる範囲になりますので、筋肉の伸び縮みする範囲も非常に大きくなります。
筋肉を痛めてしまったり、関節の前側が詰まって痛みが出やすい場所になります。
内側
内側は、股関節の内側や太ももの内側を支える内転筋群という筋肉がいくつも通っている部分です。
特にゴルフのスイングは、内腿を締めて力を発揮する動きになるので、太ももの内側の筋肉に緊張が強く入り、痛みに繋がりやすくなります。
また、スイングする時に前足になる側(右打ちの場合は左足)の付け根の部分に、詰まるような圧迫感が出やすくなります。
これは、股関節自体を内側に強くねじるような動きが入りやすいためです。
外側
股関節の外側は、骨盤が横に流れないようにお尻周りの筋肉や、骨盤から膝に向かう長い筋肉などで、身体の横ブレを抑える働きが強く働きます。
関節自体が痛くなることは稀ですが、筋肉に一番強いストレスがかかる部分になりますので、股関節や骨盤をうまく支えきれないと外側に痛みが出やすくなります。

背中が硬くなる原因
筋肉の緊張
背骨や肋骨の周辺にある筋肉や、お腹の筋肉、また脇の筋肉などの緊張が強くなると、ゴルフのスイングをする時に身体を大きく回旋させる動きができなくなってしまいます。
そして胸を張る動きや回旋させる動きができなくなってくると、その負担を股関節で受けることになります。
肩甲骨や肋骨の動きが小さい
筋肉の硬さ以外にも、背骨や肩甲骨、肋骨といった関節自体を大きく動かすことができない状態になってしまっていると、スイングの時に上半身を大きく回旋させることがそもそもできず、腰や股関節に負担がかかりやすくなります。

手を強く握りすぎている
スイングの時に手の握りが強すぎて腕に力が強く入っていると、肩甲骨や背中がロックされてしまい、スイングの時に上半身が大きく回旋できなくなります。
呼吸が浅い
日頃から呼吸が浅い状態が続いていると、肋骨や背骨の動きが悪くなり、次第に関節が硬くなっていきます。
また酸欠状態になって筋肉が硬くなりやすいため、筋肉の硬さで動きが悪くなります。
お尻の力が抜ける原因
日常的なガニ股姿勢
座っている時に膝が外を向いて開いていたり、歩く時も足の外側にばかり体重がかかって膝が開いた状態で歩くような姿勢を続けていると、股関節が常に開きっぱなしになってしまいます。
常に股関節が開いていると、お尻の筋肉が縮んで硬くなり、伸び縮みの範囲が狭くなって力も入らなくなってしまいます。
重心移動がうまくできない
スイングをする時に、後ろ側の足から前側の足に体重移動してスイングをしていきます。
この時に体重移動がスムーズにうまくできない状態になると、重心移動の力を使ってのスイングができなくなるため、筋肉や関節への負担が大きくなってしまいます。
背骨や骨盤が安定しない
背骨や骨盤がグラグラと安定しない状態でのスイングになってしまうと、不安定な負担のかかり方をお尻の筋肉で吸収することができず、スイングも安定せずに股関節が動きすぎて骨盤が流れ、痛みへと繋がりやすくなります。

股関節を守る準備運動
股割りの運動
立っている状態で膝を大きく外に開き、膝の内側に手を置いて太ももの内側を伸ばすような姿勢をとります。
肘を伸ばし切ったまま、上半身を大きくひねっていきます。目線もなるべく空を見るように首もひねることで、太ももの内側を伸ばしつつ上半身を大きく回旋させることができます。

重心移動の練習
実際にスイングをする時の足の幅で行います。スイングをする時の後ろ側の足から前側の足に、下半身だけ体重移動していく練習になります。
この時に少し膝を曲げて腰を落とし、体重がかかった側の足のお尻の筋肉に力がしっかりと入っていることを意識してください。
骨盤が横に流れないようにお尻の筋肉で支える練習をしておくことで、スイングの時もお尻の筋肉で安定したスイングができるようになります。

上半身を回旋させる運動
実際にゴルフでスイングをする時と同じ姿勢をとります。
後ろ足側の手を空に向けて上半身を大きくひねりながら、後ろ足に体重を移動させます。
目線はボールの位置を意識します。

腕を下ろし、反対の足に体重を移動させながら、今度は反対側に上半身をひねっていきます。
お尻の筋肉に力が入っているのを感じながら、上半身をなるべく大きく回旋させてください。
これを数回繰り返していきます。

まとめ
ゴルフをした時に股関節が痛くなってしまう方は、背中の動きが悪かったり、股関節周りの安定感が不足していることで、股関節への負担を積み重ねて痛みに繋がっています。
最後まで安全にプレーができるように、ご紹介した準備運動をしてから始めてみてください。
準備をしっかりしてプレイをした後も痛みがどうしても出てしまう方や、ゴルフ以外でも日常生活の中で股関節の痛みを感じる場面が多いという方は、背中や股関節周り以外にも問題がある可能性があります。
ご自身で原因を特定して改善していくのは難しいものになっていきますので、そういった方は治療を受けてみることをおすすめします。
当院でも鍼治療と整体治療を組み合わせて、股関節の痛みの治療を行っています。
全身の状態を細かく確認し、柔らかさを作るだけではなく、身体の安定感を高めるアプローチを行っています。
せっかくのゴルフも、最後に痛みを抱えて帰ることになると楽しくなくなってしまいます。
趣味のゴルフを最後まで楽しみきるためにも、痛みがある方は改善を目指してみてください。
長期間お悩みの方は、お気軽にご相談ください。
一緒にゴルフを楽しめる身体を作っていきましょう。


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