【朝起きたら首が動かない】首の寝違えの原因と対処法

「昨日まで何ともなかったのに朝から首が動かない」「起きたら首に激痛が走って振り向けない」など、突然の首の寝違えでお悩みの方が時々ご相談に来られます。今まで特に不自由がなかったのにいきなり激痛に襲われて困惑される方も多いです。
しかし、寝違えには自覚のない要素や、適切な対処で早期に回復する方法もあります。そこで今回は、首に寝違えが起こってしまう原因と対処法をお伝えします。

目次

寝違えとは?

寝違えとは、睡眠中に首周りの筋肉や関節、靱帯の一部に小さな傷や炎症が起きている状態を指します。簡単に言うと、首の軽いねんざです。
足首をひねった時と似たようなトラブルが、寝ている間に首の中で起きている状態です。

寝違えが起こる仕組みと激痛の理由

なぜ、ただ寝ていただけなのに激痛が走るのでしょうか? それには3つの要因があります。

  • 不自然な姿勢による持続的なストレス

    変な角度で首が固定されると、首の関節を包む膜(関節包)や筋肉が引き伸ばされ続け、血流が悪化します。

  • 小さな損傷と炎症の発生

    酸欠状態になった筋肉や靱帯に、目に見えないほどの小さな傷がつきます。これが炎症になり、痛みを感じます。

  • 防御反射を起こし筋肉が固まる

    脳がこれ以上動かすと危険と判断し、周囲の筋肉を固めて守ろうとします(防御反射)。この固まった筋肉と固定された関節を無理に動かそうとするため、鋭い痛みが出ます。

自覚のない寝違えの原因

「昨日は変な寝方をした覚えがないのに……」という方も寝違えることがあります。
もちろん偶然その時の寝方の加減で痛めてしまった場合もありますが、日頃の積み重ねによって寝違え予備軍になっている可能性があります。

  • 慢性的な首・肩こり(脱力不足)

    常に筋肉が張っていると、睡眠中も脱力することができません。緊張したままの筋肉は血流が悪くなり、関節も固定してしまうため、少しの動きでも傷つきやすくなります。

  • 寝返りの回数が少ない

    人間は寝返りを打つことで圧迫の一点集中を逃がし、血流を改善します。疲労困憊で泥のように眠ったり、お酒を飲んで深く眠りすぎると寝返りが減り、一点に負荷が集中してしまいます。

  • 背中・肩甲骨の動きの悪さ

    首は背中や肩甲骨と連動して動きます。背中が硬いと、寝返りを打つ時の動きをすべて首だけで補わなければならず、首への負担が増します。

  • 寝具が合っていない

    枕が高すぎたり、敷き布団が柔らかすぎて体が沈み込んだりすると、頸椎(首の骨)の自然なカーブが失われ、一晩中筋肉が引き伸ばされる原因になります。

正しい対処法

痛みの種類によって、優先すべき対処法が変わります。

  • アイシング(ズキズキと痛み、熱を持っている場合)
    炎症の初期段階では、冷やすことで血管を収縮させ、腫れや痛み物質の広がりを抑えられます。 ※氷嚢などで20分程度冷やします。冷やしすぎると逆に血流が悪くなり筋肉が固まるため注意しましょう。

  • 可能な範囲で動かす(熱やズキズキする痛みがない場合)

    炎症が落ち着いているなら、痛くない範囲で軽く動かすほうが血流が促され、筋肉の緊張が解けやすくなります。

  • 腕や脇をほぐす

    首の神経や血管は、脇の下を通って腕へとつながっています。脇や二の腕の筋肉(腋窩神経の周辺)を優しくほぐすと、連動している首の緊張がスッと緩和されることが多いです。

寝違え時のNG行動

良かれと思ってやったことが、悪化を招く場合があるので注意が必要です。

  • 痛いところを強くマッサージする

    炎症が起きている場所を強く押すと、傷口を広げるようなものです。
    炎症がさらにひどくなり、痛みが長引きます。

  • 無理やりストレッチで伸ばす

    筋肉が防御反射で固まっている時に無理に伸ばすと、体はさらに強い力で縮もうとします。逆効果になり、可動域がさらに狭くなったり、痛みが増す恐れがあります。

再発を予防するために

寝違えは数日で自然に治ることもありますが、放置すると何度も繰り返したり、首の痛みが慢性化するリスクがあります。一度回復しても、寝返りの不自由さや背中の硬さなどが残っている場合はすぐにではなくても再発する可能性が高くなります。

  • 筋肉の緊張の改善

    慢性的な首・肩こりがある場合は、痛みが引いた後にも治療をして日常的なつらさを感じないくらいに調整したほうが寝ている間の首や背中の動きが良くなるので、再発予防につながります。 

  • 自律神経の調整

    寝ている間の力みすぎ、寝返りのしにくさを防ぐために、興奮状態に傾いた自律神経の調整をしていくことは重要です。
    特に背骨の動きや呼吸を改善していくことで脱力状態をつくりやすくなります。

  • 肩甲骨、背骨の動きの改善

    肩甲骨、背骨の動きがスムーズになると、寝返り時の首の負担を分散させることができます。首の動きと連動して動くようにすることが大切です。

その場の強い痛みがなくなれば満足してしまう方が多いですが、再発の火種になる原因を改善できると、突然の激痛に悩まされることもなくなり、日常生活がより楽なものになると思います。

当院では、突然の寝違えや再発の予防に対応しています。
炎症が強い場合は痛みを抑え、回復を圧倒的に早めるアプローチを行います。筋肉の緊張、関節の制限がメインの場合は、その場で痛みなく首の動かせる範囲が広がることがほとんどです。

特に鍼治療は、手では届かない深い筋肉の緊張や肩甲骨や背骨の動きにもアプローチできるため、寝違えに対して非常に高い即効性が期待できます。

長い一日を首の痛みと動かせない状態に耐えながら過ごすのはとても大変なことです。「朝起きたら首が回らない」「早くこの痛みから解放されたい」という方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。

山梨県甲斐市龍地3669-1
ひびきが丘鍼治療院
院長 境田涼平

ご予約はこちらから
https://rsv.karutekun.com/salons/wp5w68yyod

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